姫路城に戻り"千姫の小道"を歩きます

千姫は徳川秀忠と江(お市の方の娘)の娘 家康の孫娘になります。 7歳の時に豊臣秀頼に嫁ぎ大阪城へ入ります。大阪夏の陣の際 助け出され1616年 21才で本田忠刻(ただとき)と再婚 1617年に忠刻の父忠政が姫路藩主となる際に一緒に姫路に入っています。その時、化粧料(今でいう持参金)として10万石を下賜され(現在の貨幣価値で100億円といわれます)その化粧料で西の丸の化粧櫓 長局 御殿などが建てられた。


桜の花🌸の咲く頃は
うらら うららと 日はうらら
河原で雲雀の鳴く頃は

 うらら うららと 日はうらら
    『春の唄』 野口雨情


中堀と船場川に挟まれた細長い場所ですが たぶん堀と船場川との水位調整の為に作られた土手だと思います


春の雨 桜の花をこめてちる

    『曙の光』竹久夢二



中堀からの天守


まだまだ千姫の道は続く

『春夜』  蘇軾

春宵一刻 値千金  

花に清香あり 月に陰あり

歌管楼台声細細

鞦韆(しゅうせん)院落夜沈沈

鞦韆とはブランコの事で中国では紀元前の春秋時代から存在し北方騎馬民族のスポーツ用具だったみたいです。後に宮廷の官女の遊具となった。

院落(いんらく)とは中庭の事


車門跡  車門の橋を渡ると西国街道が西に伸びています。防御の為に城内に引き込めるように橋に車輪がついていたので車門という。又この門は二重枡形となっており2回曲がらないと城内に入れない構造。2重枡形の石垣がほぼ完全に残っている貴重な遺構ですニコニコ


埋門跡の石垣 右手の道路は国道2号で中堀を埋めて作られてます

この後 山陽電鉄姫路駅まで歩いて終了