キツリフネ(黄釣船)

 

学名:Impatiens noli-tangere

科名・属名:ツリフネソウ科・ツリフネソウ属

英語名:Touch-me-not Balsam、Yellow Balsam

花期:6~9月

分布:北海道、本州、四国、九州

撮影場所:神戸市灘区六甲山町

撮影日:2024年7月22日

 

1年草。高さ50〜80cm。茎はやや赤みを帯び、節がふくらむ。葉は互生し、長さ5〜13cm、幅2〜6cmの菱状楕円形で細かい鋸歯がある。花序は葉腋から斜上し、紅紫色の花を数個つける。花序の茎には紅紫色の突起毛がある。花は長さ3〜4cmで花弁3個、萼片3個からなる。萼片も紅紫色で花弁のように見え、下の1個は大きく袋状になり、その先端は細長い距になって、クルリと巻く。この距の部分に蜜がたまる。花弁は下の2個が大きくて黄色の斑点がある。

 

念力のゆるめば死ぬる大暑かな  村上鬼城

 

*今日は暑いので、山の上であれば少しは涼しかろうと思い、六甲山のケーブル山上駅付近まで自家用車で行き、無料駐車場に車を止めて、辺りを数時間散策した。山の上でも日差しは強かったが、自宅周辺にはない、めずらしい植物に出会うことができた。キツリフネも、その一つ。