ハス(蓮)

 

学名:Nelumbo nucifera

科名・属名:ハス科・ハス属

英名:

花期:7〜8月

分布:中国原産

撮影場所:芦屋市潮見町

撮影日:2026年6月25日

 

多年草。池沼や水田で栽培される。根茎はいわゆる蓮根となる。葉は扁円形で径20〜50cm。長い花柄が水上に抜きでて、紅色、紅紫、白色などの大きく美しい花をつける。果実は楕円形で、果皮はかたい。

 

籐椅子にかけたる人の早や静か  星野立子

トウネズミモチ(唐鼠黐)

 

学名:Ligustrum lucidum

科名・属名:モクセイ科・イボタノキ属

英名:

花期:6〜7月

分布:中国原産

撮影場所:芦屋市若葉町

撮影日:2026年6月24日

 

常緑小高木。暖地に広く植栽されている。よく分枝し、高さ10〜15mになる。樹皮は褐灰色。多くの皮目がある。枝には粒状の皮目がある。葉は対生。葉身は長さ6〜12cm、幅3〜5cmの卵状楕円形で、基部近くがもっとも幅が広い。縁は全縁で、先はしだいに細くなって長くとがる。厚い革質で、表面は濃緑色、光沢がある。裏面は淡緑色。日にかざすと脈が透けて見える。新枝の先に長さ10〜20cmの大形の円錐花序を出し、白い小さな花を多数つける。花冠はネズミモチより少し小さく、長さ3〜4mmの筒状漏斗形で、なかほどまで4裂し、裂片は平開する。雄しべは2個。葯は花筒から突き出る。花柱は花筒から少し突き出る。果実は長さ8〜10mm、直径5〜6mmの楕円形。ネズミモチよりやや太い。10〜12月に黒紫色に熟す。果実は白い粉をかぶる。種子は黒色で、表面には大きなしわがある。

 

かしは手の二つ目は澄み五月晴  加藤知世子

アメリカオニアザミ

 

学名:Cirsium vulgare

科名・属名:キク科・アザミ属

英名:

花期:7〜10月

分布:ヨーロッパ原産

撮影場所:京都市中京区

撮影日:2026年6月23日

 

二年草。根生葉は羽状に深く裂けて、大きなロゼットをつくる。茎はロゼットの中央から立ち上がり、高さは50~100cm ほどになるが、大きいものは200 cmにもなる。茎全体に鋭いトゲを持った翼がある。茎上の葉も羽状に深く裂けて、裂片の先や縁にトゲがある。葉の表面は緑色で硬い短毛があり、下面は綿毛が多く白色をしている。両生花で、枝上に紅紫色の頭状花を1~ 3個咲かせる。総苞は幅2~ 4 cmの長卵形で、線形の総苞片の先端には鋭い棘がある。花冠の長さは3~4 cm、冠毛は白色で羽状に分枝する。花床には長さ1~ 2 cmの白い剛毛状の鱗片がある。果実(痩果)は長さ3mm の灰白色で、冠毛は脱落しやすい。種子はタンポポのように綿毛で風に乗って拡散する。

 

恋しさも暑さもつのれば口開けて  中村草田男

ベニバナセンブリ

 

学名:Centaurium erythraea

科名・属名:リンドウ科・シマセンブリ属

英名:

花期:7〜8月

分布:地中海沿岸原産

撮影場所:芦屋市若葉町

撮影日:2026年6月22日

 

丈は30-80cm程度、花期にも根生葉が残る。茎葉は楕円形~長楕円形で先は丸く、茎をやや抱く。花序は散房状のような姿に見える2出集散状に付き、花径10~11mm、花冠裂片は狭卵形、萼片が花冠筒部の半分以下。

 

水馬風一つ過ぎ二つ過ぎ  星野立子

トウカエデ(唐楓)

 

学名:Acer buergerianum

科名・属名:ムクロジ科・カエデ属

英名:

花期:4〜5月

分布:中国・台湾の原産

撮影場所:芦屋市緑町

撮影日:2026年6月19日

 

落葉高木。街路樹として広く植栽されている。高さ10〜20mになる。樹皮は灰褐色で、成木では短冊状にはがれる。短枝は刺のように見える。若い枝には白色の軟毛がある。葉は対生。葉身は長さ4〜8cmの倒卵形、掌状の3脈があって浅く3裂する。基部は浅いハート形または円形。裂片は三角形で先はとがる。成木では全縁だが、幼木ではふちに大きな鋸歯がある。表面は光沢があリ、裏面は青緑色で、やや白みを帯びる。若葉は赤みを帯びる。葉柄は長さ2〜6cmで、はじめ軟毛がある。雌雄同株。一つの花序に雄花と両性花が混生する。長さ2〜3cmの散房花序に淡黄色の花を20個ほどつける。花序には白い毛が密生する。花弁は5個。雄しべは8個。雄花では花弁より長く、両セカでは花弁より短い。花柱と子房には白い毛が密生する。萼片は5個、長さ約2mmの狭長楕円形。果実は翼果。分果は長さ約2cmで、あまり開かず、ほとんど平行または鋭角に開く。10月頃に熟す。

 

舌に載せてさくらんぼうを愛しけり  日野草城

キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)

 

学名:Brugmansia suaveolens

科名・属名:ナス科・キダチチョウセンアサガオ属

英名:

花期:5〜11月

分布:南アメリカが原産

撮影場所:芦屋市呉川町

撮影日:2026年6月19日

 

低木。英名では「エンジェルズトランペット」という。高さ3〜5m、葉は互生し、楕円形、長さ25cm以下、花は下向きに垂れ下がり、トランペット形、長さ20〜30cm。花冠の先は5裂し、尾状に尖って反転する。淡黄色から淡紅色と変化し、萼の先端は4~5浅裂。別名エンゼルストランペット、エンゼルトランペット。

 

吹き上げて廊下あらはや夏暖簾  高浜虚子

タチアオイ(立ち葵)

 

学名:Althaea rosea

科名・属名:アオイ科・タチアオイ属

英名:

花期:6〜8月

分布:小アジア・中国原産

撮影場所:芦屋市呉川町

撮影日:2026年6月19日

 

多年草。古くから観賞用に植えられている。高さは2〜3m。花は直径7〜10cmと大きく、下から次々に咲き上がる。花の色は白色、淡紅色、濃紅色などさまざまで、八重咲きもある。

 

着馴れても折目正しや夏衣  来山

アガパンサス・プラエコクス

 

学名:Agapanthus praecox

科名・属名:ヒガンバナ科・アガパンサス属

英名:African lily

花期:6〜7月

分布:南アフリカ原産

撮影場所:芦屋市若葉町

撮影日:2026年6月18日

 

美しい花を咲かせることから、世界で広く栽培されており、逸出したものがオーストラリアやイギリス、アメリカなど一部の地域で帰化している。アガパンサスは交配種、園芸品種の生産が盛んな植物で、現在では300種以上の品種があると言われている。

 

谺(こだま)して山ほとゝぎすほしいまゝ  杉田久女

ノウゼンカズラ(凌霄花)

 

学名:Campsis grandiflora

科名・属名:ノウゼンカズラ科・ノウゼンカズラ属

英名:

花期:6〜8月

分布:中国原産

撮影場所:京都市中京区

撮影日:2026年6月16日

 

落葉つる性木本。付着根を出して塀や壁などをはい登る。樹皮は灰褐色。葉は対生。長さ20〜30cmの奇数羽状複葉で、葉柄と葉軸には稜がある。小葉は2〜4対、長さ3〜7cmの卵形。ふちには粗い鋸歯がある。両面とも無毛。側小葉はほとんど無柄。枝先から垂れ下がった円錐花序に橙赤色の大きな花をつける。花冠は直径約6cmの広い漏斗形で、上部は5裂して平開する。雄しべは4個あ、2個が長い。果実は日本では結実しにくい。

 

南風のおもてをあげてうたふかな  木下夕爾

キカラスウリ(黄烏瓜)

 

学名:Trichosanthes kirilowii var. japonica

科名・属名:ウリ科・カラスウリ属

英名:

花期:7〜9月

分布:北海道(奥尻島)〜九州

撮影場所:京都市中京区

撮影日:2026年6月16日

 

つる性多年草。葉の表面にはやや短毛があり、濃緑色で光沢がある。雌雄異株。花はカラスウリに似ているが、花冠の裂片の先が広い。果実は長さ約10cmで黄色に熟す。種子にはカラスウリのような帯はない。

 

炎天を泣き濡れてゆく蟻のあり  三橋鷹女