ヘクソカズラ(屁糞葛)

 

学名:Paederia scandens

科名・属名:アカネ科・ヘクソカズラ属

英語名:Skunk vine

花期:8~9月

分布:日本全土

撮影場所:芦屋市東芦屋町

撮影日:2024年7月19日

*浜木綿や寄せては返す波の音  康

 

つる性多年草。日本全土の日当たりのよいやぶや草地、土手などにごくふつうに見られる。茎は左巻きでほかの木や草などにからまって長くのびる。基部は木質化する。葉は対生し、長さ4〜10cm、幅1〜7cmの楕円形または細長い卵形で先はとがる。葉柄の基部には左右の托葉が合着した三角形の鱗片がある。葉腋から短い集散花序をだし、灰白色の花をまばらにつける。花冠は長さ約1cmの釣鐘状で先は浅く5裂して平開する。のどと内側は紅紫色。果実は核果で直径約5mmの球形。熟すと黄褐色になる。なかには2個の核があり、それぞれに種子が1個ずつ入っている。別名ヤイトバナ、サオトメカズラ。

 

引つぱつてまだまだ灸花の蔓  清崎敏郎