ハマゴウ(浜栲)

 

学名:Vitex rotundifolia

科名・属名:シソ科・ハマゴウ属

英語名:beach vitex、roundleaf chastetree

花期:7~9月

分布:本州〜沖縄の海岸の砂地

撮影場所:西宮市大浜町(夙川河口付近)

撮影日:2024年6月24日

 

匍匐性落葉小低木。茎は砂の上をはい、枝は立ち上がって高さ30〜70cmになる。樹皮は灰褐色。茎には4稜がある。若い枝には灰白色の短毛が密生。葉は対生。葉身は3〜6cm、幅2〜4cmの広卵形または楕円形。先端は鈍く、基部は円形。縁は全縁。洋紙質で、両面に微毛が密生し、裏面は灰白色。葉柄は長さ5〜10mm。枝先きに長さ4〜6cmの円錐花序を直立し、淡青紫色の花を多数つける。花序の軸には灰白色の短毛が密生する。花冠は長さ1.2〜1.6cmの漏斗状、上部はで5裂する。裂片は下側の1個が大きい。

 

麻服を着せかけらるゝ手をとほす  瀧井孝作