ネジバナ(捩花)

 

学名:Spiranthes sinensis var. amoena

科名・属名:ラン科・ネジバナ属

英語名:Japanese Spiraea

花期:5~8月

分布:北海道、本州、四国、九州

撮影場所:芦屋市前田町

撮影日:2024年6月13日

*青嵐あわててドアをおしもどす  康

 

多年草。葉は長さ5〜20cm、幅3〜10mmの線状倒披針形で先はとがる。花茎は高さ10〜40cmになり、1〜3個の鱗片状の葉がつく。花序は長さ5〜15cmで白い毛があり、小さな花をらせん状につける。らせんは左巻き、右巻き、また途中で巻き方の変わるものもある。苞は長さ4〜8mmの狭卵形で子房に密着する。花は淡紅色、ときに白色で長さ4〜6mm。背萼片と側萼片はかぶと状に重なり、即萼片は水平にはりだす。唇弁は色が淡く、ふちに細かな歯牙があり、内側に短毛状の突起が密生している。

 

茎のびて文字摺草(もじずりぐさ)となりにけり  五十嵐播水