ショクヨウガヤツリ(食用蚊帳吊)
学名:Cyperus esculentus
科名・属名:カヤツリグサ科・カヤツリグサ属
英語名:Yellow nutsedge
花期:7~9月
分布:ヨーロッパ原産
撮影場所:芦屋市若葉町
撮影日:2024年6月11日
和名は塊根を食用にできることから名づけられた。ハマスゲに似て、花序が黄色のため、キハマスゲとも呼ばれる。地中に根茎を伸ばし、先端に長さ5~10㎜の球形の塊根をつくる。種子でも増えるが、塊根でも増え、除去しにくい害草である。茎は単生し、基部は赤色を帯びる。葉は幅約5㎜、花序の高さ以下。花序は複生し、花序軸には刺がある。小穂は長さ5~20㎜、幅約1㎜の倒披針形~線状惰円形、黄褐色で、熟すと次第にわら色に変わる。
樹も草もしづかにて梅雨はじまりぬ 日野草城