フタリシズカ(二人静)

 

学名:Chloranthus serratus

科名・属名:センリョウ科・チャラン属

英語名:Oldham's chloranthus

花期:4~6月

分布:北海道〜九州の山野

撮影場所:神戸市灘区六甲山町

撮影日:2024年5月25日

 

多年草。高さ30〜60cm。葉は上部の節に2〜3対がやや間隔をあけて対生する。葉は緑色で光沢はなく、ふちに細かい刺状の鋸歯がある。花穂は2個のものが多いが、1個のものも、3〜5個つくものもある。花糸は短く、ヒトリシズカのように糸状にならず、内側に曲がって雌しべを包む。中央の雄しべは基部の内側に葯が2個つき、外側の2個の雄しべは1個ずつ葯をつける。夏から秋にかけて茎の下部の節から閉鎖花をつけた細い花序をだす。

 

引潮の今がさかひや鱚を釣る  高浜年尾

 

*今日は、自然観察入門講座を受講するために六甲山へ。フタリシズカは、記念碑台の近くで。