ノビル(野蒜)

 

学名:Allium macrostemon

科名・属名:ヒガンバナ科・ネギ属

英語名:

花期:5~6月

分布:日本全土

撮影場所:芦屋市平田町(芦屋川)

撮影日:2024年4月30日

 

多年草。日本全土の畑や道ばた、土手などにふつうに生える。鱗茎は直径1〜2cmの球形で、白い膜質の外皮に包まれている。根生葉は長さ25〜30cm、断面は三日月状。花茎は高さ50〜80cmになり、中部以下に2〜4個の葉をつけ、茎は中空で断面は鈍三角形。花茎の先に淡紅紫色の花を散形状に多数つける。つぼみのとき花序は膜質の総苞に包まれ、先がくちばしのようにとがった卵形をしている。花序にはしばしば珠芽(むかご)がつき、ときに珠芽だけで花がないものもあり、花茎についたまま芽をだすこともある。花被片は長さ4〜5mm。

 

あまき音のチェロが壁越し四月尽  秋元不死男