シロバナマンテマ(白花マンテマ)

 

学名:Silene gallica var. gallica

科名・属名:ナデシコ科・マンテマ属

英語名:rapeseed

花期:5~6月

分布:中部および南ヨーロッパ原産、北海道、本州、四国、九州に帰化

撮影場所:芦屋市大桝町

撮影日:2024年2月9日

 

江戸時代末期に渡来。庭などに植えられたものが野生化ししている。高さ20〜30cmになり、全体に開出毛があり、上部には腺毛も混じる。葉は長さ2〜4cm。茎の下部の葉はへら形、上部の葉は倒披針形で先がとがる。茎の上部に直径約7mmの花が総状につく。花弁は白色で、舷部の中央に紅紫色の大きな斑点があり、基部には披針形の小鱗片がある。萼筒には赤褐色を帯びた10本の脈があり、花のあと卵形に膨らみ、黒く腎臓のような形の種子となる。

 

木の間とぶ雲のはやさや春浅き  三好達治