先日新たにトミックスのブルートレインセットを導入し、本格的な待避線の活用と将来の複線化に備えた準備を着々とすすめていった。



既存のレイアウトは変形8の字というべきもので、Nゲージ導入当初の目的だった立体交差をメインに構築したものだった。途中ジオラマ制作に夢中になって、トンネルと切通を作ったりもしたが、本格的なレイアウトが確定する前に作ったので、現状では別宅の片隅に追いやられている。

さてこうして車両とレールが充実し始めると、半年かけて構築した変形8の字レイアウトにも、やや飽きてきたと言わざるをえない。走行シーンに新鮮さはなく、進行方向を逆にしてもその感想は変わることはなかった。少しでも新鮮さを求めて、結果的に余ることになったレールを繋げて、何となく複線化したらこんな感じかと言う場所に仮で設置したりもした。


レールも増えたということで、別宅のNゲージとしては初のレイアウト変更を試みた。ブルートレインが5両編成なので、なるべく直線を長く走る構成が理想ではある。ネットで検索できた諸先輩方のレイアウトを参考に、写真のようなレイアウトを作ってみた。

しかしやはりというか、レールの全てを無駄なく使用仕切ることはなかなか難しい。1畳レイアウトなのでスペースに制約があることと、レールの種類が根本的に少ないことが原因で、何となくで始めたレイアウト変更は収まりが悪くなってしまった。余っているレールの見た目から判断すれば、変形8の字レイアウトの総延長と差はないのかもしれないが、このまま車両を走らせてもそれほど満足感は得られなかった。


それならばと、一気に複線化に挑戦してみた。この複線化もネットの諸先輩方の写真を参考にしつつ、手持ちのレールで実現可能な最長距離を目指した。その結果たどり着いたのが写真のレイアウトなのだが、ここまで到達するのに数時間かけてしまった。試行錯誤中のレイアウトはどうしても立体交差がうまくいかなかったり、レール1本分ずれて接合できなかったりと、思い通りに行かないまま時間はすぎまくる。なにより別宅の中でここまで立ちっぱなしの作業を行ったのは、おそらく初めてではなかろうか。


最終的に到達した別宅の複線レイアウトに、先日の待避線セットを、外周内周それぞれに設置し直して、引き込み線として使用することにした。内周のレイアウトは単なる楕円形なので、アクセントをつける意味合いが大きい。

それに対して外周の待避線は、レール接合のために必要な微妙なカーブが、待避線レールのカーブとピッタリ一致した。そうなると分岐しているその先にブルートレインを停車させておくくらいの直線が、狙ったように長さを確保できた。


エンドレールを接続し、車両保管場所らしき演出も実現。準備不足や検討不足を乗り越えて、ひとまず複線化まで実現させることができた。立ちっぱなしだったので疲れた。