盗み聞きした男は

ある部屋に戻った。


顔認証システム、暗証番号、入館許可証

全て一致したらドアが開く


「何か、手がかりはありましたか?」


「十分すぎるほどあったよ。」

男はほくそ笑む

「教えてください、二宮さん。」


「それはな、CDFファイルのことは知ってるよな?薗田」


「もちろんです。」


「さっき、ジキのおやじと大野さんが揉めてたね。あの12日の事件で、どうも記載されてた水城 敦という人物は居ないらしい、逆の名前で城水 敦という男がいると凶悪殺人犯 米沢が供述してた。たぶん、あの人 完全な復讐するつもりだよ。大野さん、橋部と尾花のことは気に入ってたから尚更腹の中に怒りは溜まったままだろう。」

この人は盗み聞きが得意らしい。

会議には出席していないのにも関わらず

盗聴器で聞いていたほどだ。

「水城敦という男はいるよ。」


ドア付近で男の声がした。


「J!あのな、いつ入ってきた?セキュリティをするりとぬかしてまで入れるなんておかしいぞ。」

なんと、組織犯罪課 松本がいる。

「笹野さんが外にいたんだよ、偶然会ってお前に話したいことがあるって思ったんだけどここのセキュリティは頑丈だから入れなくてさ、笹野さんが関係者カードを首から提げていれば大丈夫ですって言ってくれたから入れた。」


「やよいか。それで何の用だ?ここには、面倒な事限りは来ない筈。面倒事か?うん?」


「あたり、パソコン得意だろ?」


「当たり前だよ。つうか、水城敦がいるってどいうことなんだよ。」


「俺が言う面倒な事をクリアしてくれたら、教えてあげる。」

「人の話を聞いていない上に取り引きかよ、ッチ今度、蕎麦奢ってくれよ。」

「わかってる。薗田さん、20××年と19××年の資料を取ってきてくれるかな?」


「分かりました、しかし19××年のは古いのであるかどうかもわかりません。それでもよろしいでしょうか」


「構わない。」

薗田はお辞儀をしてサイバーセキュリティにある

資料を取りに行った。


「珍しいよ、組織犯罪を取り締まってる Jが来るって用件は?」 


「バスコーチショット、調べてくれないかな」

「それは、オタクらで調べたらどうなんですか?」

「俺でも調べたんだでも、ニノじゃないと突破出来ない構造になっているんだ。」


「はいはい、わかったわかった。」

この男は天邪鬼、捻くれ者だ。


某検索サイトで

バスコーチショットという検索ワードで入れたら

一件、いかがわしいサイトだが

あるトリックが掛けてある。


「はい、バスコーチショットありましたよ。うわっ、やばいビデオじゃないか…こんなの仕事中に検索かけるなよJ」


「問題はそこではない、ほらこのサイトのもうひとつの検索エンジンに 引っかかるようなワードがあるじゃん。」


「確かに、検索エンジンにこんな言葉入れないよな」


検索エンジンには  探したいものを

ワード入力して検索かけるが

見にくい文字で あなたの下心と夜を!という謎の文字がある。


「俺は試しに 狩猟銃って検索かけたら、ブラック文字が浮かび上がったしかも薄気味悪い展開でねそこまで行けたがその先は暗証番号になってる。」 


「なぁるほどね。じゃぁやってみるか」


入れたくもないワードだが、よりにもよって

大人のビデオサイト…まぁ入りにくいよな?

「俺は試しに、麻酔と入れるか。」


「入れたね、あれ俺が入れた時と全く違う」


「はぁ?!」

素っ頓狂に叫ぶ。


「Jが言ってたブラック文字では無いよ。」


「この画面は…レッド文字…はっ!」

くそっ、ハッキングされてしまった。

「どうした、ニノ。」


「誰かが、このサイトを管理して異物を感じたら排除するシステムになってる。やってやろうじゃないかぁ、外の相手さん。」


「信じられない…」


このハッキング攻防はおよそ、3時間弱かかった。

二宮は今までにない、手強い相手だと感じ取った。

だが、1つだけ疑問が浮かぶ。


ーなぜ、Jはあのサイトに入れたんだ?



「松本さん、こちらがご希望されてた資料です。」


丁度、薗田が 水城 敦 という人物に関する資料を見つけてきた。

資料は6つ出てきた

ひとつは、経年劣化で茶色に変化してる白のファイルがある。


「おっ、ありがとう」



「お役に立たてて何よりです、松本さん」

「うん?どうした?」

「その…茶色のファイルは荏原さんに聞いた方がよろしいかと」


ジキさん、か。

あの人は 12日事件に関する重要参考人なのか?

だとしたら、直ぐに目星つけているはず。

一方、二宮はパソコン画面と睨めっこしてる。

「薗田」

この声は怒りの声だ。

いつもは下の名前で、呼んでくれる

「はい」

「笹野を呼んでこい、今すぐだ!」


「分かりました。」

薗田は小走りでサイバーセキュリティを後にした

松本はただことでは無いと感じる。


「ニノ、何かあった?」

「ああ、ハッキング攻防で俺が勝った時に 外の相手さんからメッセージが来た。」 

「乗っ取っられた?」 

「それとも違う、ほらゲームで負けた時の表示あるじゃん?固定メッセージだと思われる。J、過去に組織犯罪でハッキングが上手いやついたか?」

「うーん、何件も取り締まってるからそこまで覚えていないよ」

松本は考え込む。

「覚えていないか、そりゃ無理もないか。」



「いや、2人だけ特徴的な人いた。」



「名前は?」


二宮は聞いてはいけない名前を聞いて

身の毛もよだつような、怖さを思い出す。






「そいつは、 イ・スヨンと小嶋  鷹斗、

浦瀬 すずこ、木元 則武」



連続金庫強盗事件!?

イ・スヨンと木元則武は天才ハッカー

俺にとって、最恐最悪な天敵だ。

反吐がでる。



「ニノ?」

「松本さん?」

薗田と笹野は2人のただならぬ雰囲気が

安易に近づいてはいけないと察知する。

のちに12日の事件の捜査することによって

応酬があることを

まだ、誰も知らない。