家に着いた。
茜からきついことを言われた。
恋をしていないことは、単なる言い訳にすぎない。
そうよね……努力してこなかった私が今に至る。
今も、寝ている時の夢が何故か松本さんが出てくる。
それは、なんの暗示なのかさえ分からない。
ママも自由な恋愛をしなさいと言われた
そう言われても困る。
でも、最も嫌なのはお父様の命令だ。
やっと大人になってわかったよ。
優秀な娘に育てるために、一切恋愛をさせてこなかった。
未だに男の人とどう話をすればいいのかもさえ、分からない。
学生時代の学校参観日
ママが行こうとしてもお父様は反対していた。
必ずお父様が来ていた。
周りから冷やかしの声が聞こえてきた。
「夢姫の父親は何をしたいのかな?」
「新任の先生までクビにしたそうよ?」
この言葉ばっかり。
自室に籠って一人考える。
ピコンッ♪
うん?誰だろうこんな時間に。
あっ、櫻井部長だ。
香耶 今日はどうしたんだ?
何かあったのか?
何も無いです部長
今日、松本が香耶の事を心配していたよ?
本当ですか?
ああ。珍しく女の名前を言うって事は余程だよ?
そうなんですか……
なぁ……香耶。俺達にも協力できることはないか?
申し訳ございません、その気持ちで充分です。
本当は助けて欲しい……
人助けは恥だと教えられた。
だから……悩みを話せる人はいない。
たとえ、佳恋であっても。
香耶、困った時は話すといいよ?
そんなことをしたら……
大丈夫、社長にも怒られないよ。
部長、このトークもお父様に見られるんです。
鍵はかけてるか?
はい。それでもバレてしまうのです。
最低な親だ。今空いてるか?
今なら大丈夫です。
まだ、お父様が帰ってきていないので。
RedVelvetで待ってる。
部長何がしたいの?
こんな自分を助けないで。
出ていこうとしたら。
お父様のお帰りだ。
「お帰りなさいませ、お父様。」
「ああ。こんな時間にどこに行くんだ?夢姫。」
どうしよう……
「ちょっと散歩へ」
「散歩?( ¯−¯ )ふんっ惚けるじゃないよ。こんな物騒な夜に散歩だと?行くな。お前にはやることがある。」
怖いよ。
「あなた!また夢姫を束縛したいの?!」
「ああ、そうさ。夢姫は俺の人形だ。」
助けて……でも、助けを求めたら殺される。
ーーーーーーーーーーー
「おっそいな〜」
櫻井は腕時計を見つめる。
また何かあったな?
「お待たせ」
「潤、気分が変わった。」
「!?どいうこと?」
「嫌な予感……」
「それって……」
「香耶だ。」
ふたりは車に乗り夢姫の家まで行った。
ーーーーーーーーーーー
怖いよ。怖いよ。
ママ……助けて……
\ピンポーン/
「なんだね、こんな時間に。」
ドアを開けたら。
お父様は激怒した。
「一体なんのようだね!帰れ!」
今……一瞬だけ見えたけど、部長と松本さん……
うそ/////助けに来てくれたの?
「社長、お言葉ですが娘さんに用があってきました。」
「夢姫に?( `ᾥ´ )ふん"っそんなもの会社で話せばいいことを。」
「今は、プライベートですよ?」
と松本は言う。
更に光夜は激怒した。
「あなた!出ていきなさい!」
「ああ!出ていってやるよ!」
流石に光夜のことには逆らえないみたいだ。
「松……本……さ……ん」
夢姫は涙を流して
倒れた。
「おい!しっかりしろ!香耶!おい!」
松本は夢姫に声をかける。
「とにかく、自室に運びましょ。」
光夜は指示を出す。
「分かりました。」
櫻井は返事をする。
夢姫は全く目を覚まさない。
光夜は夢姫を見てやって欲しい、あの子夢まで辛い夢を見ているはずだから。
そう言ってドアを閉めた。
櫻井は重く口を開いた。
「あのな、松本。」
「何?」
「入社した時は、とても笑ってた。でもな、最近笑わなくなってきたんだ。仕事も休みがちで、相談に乗ってやろうとしても頑なに話してくれない。どうか……夢姫を助けてくれ!お前は、夢姫の事が好きだろ?」
「そうだけど、僕には頼りないよ?」
「それでもいいんだ!あいつに夢を与えさせてくれ!恋という魔法を!」
櫻井は泣きながら松本の手を握る。
普段は泣かない人がそこまで泣くというのは
部下思いだな。
「分かった。起きたら、告白するよ。」
「頼む……」
数分後、櫻井は用事があると言い残して夢姫の家から
車の音がして、遠くへ消えた。
夢姫……夢の中で彷徨ってるのかな?
助けに行くよ。
僕は夢姫なしでは生きていけないくらい好き。
一緒に寝よう。
夢姫は涙を頬へつたいベットに濡らした。
指で拭い
瞼にキスをした。
君が目を覚ましたら、告白しよう。
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編集後記
イライラする!豪太郎!!
(書いてるのはお前だろ?)
そうだけど、現実にいたら最悪な父親よ。
あー早く実って欲しい(;A;)
次回 潤くんが遂に夢姫ちゃんに告白!?
お楽しみに〜