仕事から帰って
お父様がいないうちに部屋に戻る。
出なければ、また言われる。
「夢姫、夢姫!」
ヒソヒソ声で話しかけてきたのは
光夜だった。
「何?ママ。」
「ちょっと・・・いいかな?」
「とりあえず、私の部屋に来て。」
「分かった。」
ー夢姫の部屋ー
「どうしたの?お母様」
「ママでいいのよ?」
「マ、マ・・・なぜそう言わなければいけないのですか?」
「家族なのに敬語を使う?」
「はい。」
「豪ちゃんなんてことを!」
「イブ、家族の中では使わなくていいんだよ?まぁ・・・お父さんがいない時はね。いる時は怒られそうだから。」
「分か・・・った・・・それで、何?」
「あのね、夢姫。お見合い破棄していいんだからね。」
「どうして?家を継がなくては行けないのに!」
「夢姫、縛られた結婚は幸せになれると思う?」
「私は・・・頑張ったらなるのじゃないかな?って思う。」
「それは違う。縛られた結婚は直ぐに崩れる。だからね、ママは、夢姫は自由な恋愛をして欲しいんだよ。」
「私は・・・全部女子校だよ?恋愛の仕方が分からないわ。」
「恋愛の仕方なんて、ないわ。自然に好きっという想いが募るだけ。そして、相手に言う。」
「・・・」
「夢姫、今よ!抗う時は来た!」
ドンドン!!!
「おい!光夜!ここにおるな?夢姫に何を話した!」
「体調が優れないですって」「そんなのほっとけ。」
「昔のあなたらしくないわ。一体何を隠してるの?」
「別に。なんにも隠していない。」
怪しい・・・何か隠してるわね?女の匂いが微かにする。
「私・・・もう寝るから出ていって」
「夢姫!」
豪太郎は話したがってた。
「私の気持ちを知らないくせに!」
私は知ってる
お父様とお母様の関係は冷え切ってることを・・・
涙を流してる時に頭の中に過ぎるのは
松本さん。
なんで、なんでこの人のことが思いつくのよ!
考えても考えても分からない。
私は増田さんを好きになるのよ!
そう、努力しても思いつくのは松本。
夢姫は、ただ泣くことしか出来ない。
外では豪太郎と祖父の幹太の喧嘩の声がこちらまで伝わってくる。
助けて・・・
こんな環境いや・・・
普通の女の子になりたい。
ー松本sideー
寝静まらない街の東京の明かり。
一人歩いて帰る。
また・・・あの子に会いたい。
願わくばこの腕で優しく包み込みたい。
春の風は少しだけ冷たく感じて、頭を冷やしてくれる。
「さみっ」
家の中に入って
ただいまの声も
言霊が通り抜けていく。
一人ご飯を作り、晩酌をする。
毎日、好きが溜まっていく。
今度昼メシ一緒に食いたいな~
明日来てくれることを願おう。
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編集後記
春の陽気は好きなんですけど・・・
春の夜風は苦手なワタクシ
寒いからね・・・
さて#6はどんな話になるのやら。
そうだった!今日嵐にしやがれがなくて
ニノさんスペシャルだったわ!
時間があれば見よー
