地上にある希望の星

今まで描いて来たモチーフは、

空を見上げる、天に祈る、上へ、

というものが多かったけど、

なんだか今はそれが描けない。

むしろ今生きている場所、大地、

人のようなモチーフがしっくりくる。

あこがれ、手を伸ばして求めるより、

今ここで生きる事、自分がしっかり生きること、

自分の周りの小さな希望の種を育てる事、

大それたことより着実に小さな光を集めて行くこと、

そんな事をモチーフにする方がなんだかしっくりくる。

上から目線で「さあ！〇〇」

と言うにはちょっとエネルギーが足りない。

みゆき姐さんの「地上の星」が妙にしっくりした。

空の星も希望の象徴だろうけど、

地上にも希望の星がある。

先行きの見えない、

不安定で綱渡りのような世情だけど、

地上に光る希望の星を集めて

大きな希望と平和への道に繋げられることを願う。