愛と認識との出発(倉田百三)15私は孤独というものを 人間の純なる願いとは思いません。 私は私の側に私の魂の愛する 力が働きかけうる人を持たない時は 不幸を感じます。私は愛したい そして求むるものには私の持って いるよき物を惜しまずに与えようと 常に用意しているのに、誰も一人と して、私に求め訴えに 来るものがありません。