すったもんだして飛行機へ搭乗した
この頃、飛行機に乗った経験が少なかったから
「ほんまに飛ぶんか?こんな鉄の塊が」
と、手が、冷たーーーーくなってたな
なんせ、絶叫マシンとか、なんならブランコ
なんならコーヒーカップ
怖くて乗られへんのに
関西空港から、ドバイへ向けて
おいらは飛んでいった
たしか、外に、月が見えてたとおもう
半分かけた月やったと思う
あ
あのときもらった機内のポーチ
まだ使ってるわ
機内でどうしていいかわからず、キョロキョロしてたな
ほんまに、飛行機搭乗するとき、手と足が一緒に出てたぐらい、靴ぬいで乗るぐらい(乗ってへんで)
10時間くらいのったんかなー
綺麗な女性CAさん?ちゅうの?
定期的にまわってきてニコニコってね
そやけど何時間ももたんがな
つまらんかったわ
顔の濃いー外国人さんが
座席3人分くらい使って寝てる
ほー、あんなんえーんや
おいらも、空いてるとこ移動してやったった
ちょっと寝たんかな
さあ、いよいよドバイへ降りますよー
と、案内あったから下見下ろしてみたら
まわりは砂漠 そこにぽこんとどえらい空港が
あったと思うわー
ぎゅーーーーん、きゅきゅっ!ごーーーーーー
と、着陸
安心
ここで、テヘラン行きの飛行機を18時間待ち
空港内のホテルで仮眠をとることになってたな
自分の部屋に案内されて部屋のなかへ
ぎょへーー
なんや、みな大理石ばりか!
こんな部屋泊まったことないわ
でけーーーーベッド
うちの家族みな寝れるわ
と、思った
風呂場、のぞいてみた
わー
でけーーーー
すげーな
なんや、ギラギラしててはずかしわ
残念ながらシャワーはちょろちょろやった
なんか、食べに行くかと部屋をでたら
ものすごい大きな女性がおいらに英語でしゃべってきた、
ペラペラペラペラペラペラ
なんか、怒ってんぞ
そうや、笑ろとけいうとったな
と、ニッコリしながら
「ごめんな、日本語しかわからへんねん」
少し表情ゆるなったけど、まだなんか言うとる
ほんでおいら
「なに言うてるかわからへん、なんか用があるなら日本語でしゃべってんか!」
と、日本語で返事し続けたらでっかい女性
恐縮しながらニコニコ笑って去っていった
なんや?
日本語でいけるんちゃうか?
勢いで、なんとかなるんちゃうか
ちょっと、気ぃが大きなって
ビール飲めそーなところ入って、言うたった
「ビールおくれ!」
すると
はぁーーって顔された
あれやん!あれ
ちゅうて、バドワイザーの看板指さしたら
ものすごい
笑顔でビールもってきた
ビアーと、言いながら
あ、ビアーかよーし
今度は、食べもんや
これ!これ!と、ゆびでピザのおもちゃに指さした
ほんならでてきたんや
おー!行けるやん!
ビアーを二本と、ピザ二枚食べて部屋へ戻った
よーわ、ビアーとピザしかわからなんだんやな
わて
奇妙な目でみられた
あははは
さあ、部屋へ戻ってちょっと寝るか
寝れへんかったなそういやー
空港のなかぷらぷらしたら
すんげー長い動く歩道
すんげーながいねんで、むこう見えへんくらい
梅田の10倍くらい、20倍か?言い過ぎか?
でっかい空港やった
こんな砂漠によー建てたな
ビアーが呑めるんわここまでや
テヘラン入ったらアルコール厳禁つかまっちゃう
なんか、ピカピカ光ってるとこはいって
ビアーを呑んだ
時間は過ぎて
まもなく、テヘランへ出発や
飛ぶんか?あの飛行機ちょっと古いやん
イラニアン航空
ふーん
すると、同行のかたが
カスピアン航空よりましです
えー
なんなん
それー
不安があふれだして、ドバイ空港をあとにして
テヘランへ飛んだ
つづく
次回は、テヘランで白タクに乗るの巻