偶然とはどこから来て
どこへ行くのだろうか?
半年ほど前
近所に巨大ショッピングモールが完成した。
いや、違う。
ここからではない。
私は某専門系の大学に通っていた。
専門大学ってのは
総合大学と違い
生徒の目的が画一的になるのだと思う。
そんな中
大学時代の友人「リエ子」は
「何でうち(の大学)に来たのかしら?」
と思わせるほど
皆と違う色を見せていた。
同じ陰口を叩かれる私と
親しくなるのは必然だった気がする。
彼女とはそれだけではなく、
「地方から出てきた
一人暮らしの貧乏人同士」という
共通点もあった。
ある日、突然うちに泊まりにきた。
「電気が止まったから泊めて」
仕送りまであと3日というところで
力尽きたらしい。
女性なのでプライドがある。
「彼氏」には電気が止まった事は言えない
あと水道も止まっていて
昨晩風呂に入ってないことも言えない。
ので、うちに来た。
この辺りから
酒飲んでベロンベロンになったり
終電が無くなったりで
何度かうちに泊まりに来るようになった。
大学3年のエイプリルフール
彼女から電話が来た。
「友達だから聞くけど、モンドって・・・
ホモなんだよね?」
その後の会話は省略するが
平気で男の家に泊まりに来て
安心して寝るのは
友人としての信頼ではなく、
単なる誤解からくるものだった。
その後も何度かうちに泊まりにきている
誤解は解けたのだろう。
本日、漫画「シグルイ」の最終巻が
発売されていることを同僚に聞いた。
帰り道にあるショッピングモールで
新刊コーナーに行くと
思ったより平積みされている。
「シグルイ」を取り
ほかにも買うものが無いか
プラプラとしていたら
偶然「リエ子」と会った。
7年ぶりくらいだろうか。
2歳になるらしい娘さんと一緒で
旦那さん(NOT当時の彼氏)は
息子さんと「ポケモン中」らしい。
久々でも話は弾んだ
娘さんと結婚の約束もした。
別れ際に私の手元を見て
「うん・・・」と口ごもった。
今日あった偶然・・・
久々にリエ子に会った事
「シグルイ」を買いに行った日だった事
「シグルイ」の最終巻の表紙が
誤解を更なる誤解に変えてしまっただろう事。
