サントリー美術館にて、
『河鍋暁斎の世界』展

妖怪とか地獄とかのイメージの強い暁斎の展示会。
北斎や広重なんかは世界中でも有名でしょうけど、海外の方にウケそうなんだよな、日本の妖怪文化。
一部のみ写真OKでした。
『地獄太夫と一休』

地獄太夫は地獄変相図の打掛を着た遊女で、室町時代の禅僧一休宗純の逸話に登場する。太夫は、遊郭に来た一休と遊ぶ舞妓が骸骨になるのを目撃し、凡僧ではないことに気づく。西洋解剖図に基づく骸骨の描写や打掛の精緻な表現が巧みで、骨だけの三味線や扇も遊び心にあふれている。
『地獄太夫と一休』

地獄太夫は、地獄変相図の打掛を着た遊女で、本図には一休宗純の前で祈るような姿が描かれる。僧である一休が地獄太夫に魅了され、太夫の方が逆に悟りを開いているような表現がおかしみを誘う。極楽往生を願う地獄太夫の思いを表し、輪廻転生を象徴する蓮が散りばめられている。
『百鬼夜行図屏風』

残りは暁斎の創作で、木魚や鰐口の妖怪など、ユーモアあふれる発想が面白い
『蝶と菊と猫』

鉢植えの横で、猫が蝶を見上げている。
中国語で猫は70歳を表す「耄(mào)」と、 蝶は80歳を表す「臺(dié)」と音が通じることから、長寿を願う吉祥画題として好まれた。本作ではさらに、不老長寿の象徴とされる菊も描かれている。落款が金泥で入れられており、特別な注文品と考えられる。
『石灯籠の上で眠る猫』
この作品は、ゴールドマン氏が《猫又図》 ようりょく (No.36)を入手してまもなく、全く別のルートからコレクションに加わった。石灯籠には手拭いが掛かり、まるで《猫又図》と連作のようなモチーフである。夜中に手拭いを被って踊っていた妖怪「猫又」が、 妖力が解けて寝てしまった姿だろうか。『猫又図』

『柳の木の上から蛙を狙う山猫』
現在は額装だが、かつては掛軸であった。 ジョサイア・コンドルの著書に「山猫、蛙、 柳」と作品情報が掲載されている。ただし、暁斎の自画伝『暁斎画談』には「猫の写生」として、似たような虎柄の猫が獲物を狙う姿が描かれており、本作も山猫ではなくただの猫である可能性がある。
『猫と鯰の頭』

体を丸めて眠る猫の横に、鯰の頭部のみが転がる。芸者は、商売道具の三味線に猫の皮を使用することから猫の姿で、明治政府の役人は、鯰髭を生やしていたことから鯰の姿で表されることがあった。よって本作は、役人を手玉に取って食い物にし、 肥えて満足した芸者の姿とも解釈できる。
ほんと一部のみでした、河鍋暁斎はもっと面白い(?)作品がたくさんあるので機会が有りましたらぜひとも脚を伸ばしていただきたい。




