弱い自分 *3


「まこ、久しぶり。

 最近どうかなって思って・・・」


久しぶりの廉の声。なんだか安心した。

途端に涙が溢れた。

 

「廉・・・」

「えっ?まこ?泣いてるの?どうしたんだよ」


私は廉に全部話した。

一人で辛い。

仕事に行けない自分、

職員に迷惑をかける自分が嫌だ。

なんかの病気なのか。

原因も分からず不安だということ全部。

全部話した。


「分かった。明日行く。待ってろ」


廉はそう言って、

私が泣くのをずっと聞き続けた。


「大丈夫だから、一人じゃないから」

そう言う廉が心強かった。

その日は私が眠りにつくまで電話を切らずに

側に居てくれた。

 


♪ピンポーン

 

誰だろう・・・

玄関のインターホンには廉が映っていた。

えっ・・・。本当に来てくれたの!?

急いで玄関を開ける。


「廉、本当に来てくれたの?」


その瞬間、廉は私を抱きしめた。

廉の温かさが私の体中に伝わる。


「まこ、不安だったな。

 気づいてやれなくてごめん」


「廉は何も悪くないよ。

 廉が謝ることなんて何もない」


廉は本当に優しい人だ。

まこのために一緒に泣いてくれて、

仕事を休んでまで朝一の飛行機で

北海道まで来てくれるなんて。

どうして?

どうしてそんなに

まこなんかに優しくしてくれるの?

まこの弱いところを許してくれるの?

 

その日は一日中涙が止まらなかった。

目が腫れても泣き続けた。

私は弱い。

そう認めるしかなかった。

認めたくなかったから

ここまで仕事頑張ったのに。

大ちゃんに弱音を吐かず頑張ったのに。

我慢してたものが一気に溢れ出したように、

声を荒げて泣き続けた。



*恋、まこ*

今日も恋していますか?

廉の優しさにまた触れてしまったまこ。。

次回もよろしくお願いします✨