片想いの始まり *6


 ドキッとした。簡単にそんなこと言わないでよ。私ばっかりが意識してバカみたい。

心を落ち着かせないと・・・

自分の溢れだしそうな感情を抑えながら、

会話を続けた。

外はもう少し明るい。

ウトウトとしながら話をしていたら

いつの間にか眠っていた。

寝かせないって言ったのに

起こさなかったんだ・・・

少し残念な気持ちがあったけれど、

起こさないでくれた大樹さんの優しさにまた、

キュッと心が締め付けられた。

幸せだな・・・

大樹さんに惹かれている自分の気持ちに

蓋を閉じながら、大学に行く準備をする。

今日も一日頑張らないと!


 

「まこ~、何の音楽聞いてんの?」


「ん~?MACOちゃんっていう

 アーティストの曲だよ~」


「誰それ~。知らないな。

 まこはいつも恋愛系の曲ばっかだけど、

 今回もそんな感じ?」


「恋愛系が多いかな・・・」


「やっぱりまた~。もっと明るい曲聞きなよ~」


「いいの!MACOちゃんに今ははまってんの~、

 澪はじゃあ誰の曲聞いてるのよ~」


「色々聞いてるかな~。

 今度は誰の影響でMACO聴き始めたのよ?」



澪ちゃんは相変わらず鋭い…

私が人に影響されやすいのもお見通しだ。


「誰だっていいじゃん!」


「やっぱり(笑)」

   まこ、もしかして好きな人できた?」


「いやいや。できてないよ~」


「ウソ!だって最近、

   よくスマホ見て誰かとラインしてるじゃん。

   本当に分かりやす過ぎる。

   もしかして、実習先の人じゃないよね?

   まえ、ラインでスタンプ送ってきた人!」


「うぅぅ・・・参りました。

   そうだよ。前ラインきた人に教えてもらった。

   あ、でも好きとかそういうんじゃないもん!」


「好きなんでしょ。嘘つかなくていいよ。

    無為になってるところが

    もう完全に好きってことじゃん()

    いいんじゃない?誰のこと好きになったって。

    まこの話聞いてると

    その人悪そうな人じゃないし。

    出会った場所が

    たまたま実習先だったってだけでしょ?

    実習はもう終わってるし、

    実習中に変なことになった訳でも

    ないんだから」


「澪ちゃん・・・」


「私はいいと思うけど。

    まこが前に付き合ってた人よりは~」



澪ちゃんはそう言って、

私が閉じ込めていいた思いを認めてくれた。

私は、正直に今まで

誰にも言えなかった気持ちを打ち明けた。

大樹さんのことが

もしかしたら好きかもしれないということ。

一緒にライブに行きたかったと

電話で言ってくれたこと。

澪ちゃんは少し楽しみながら、

話を聞いてくれた。。



*恋、まこ*

今日も恋していますか?

これからもよろしくお願いします🤲