片想いの始まり *5


♪プルルル… プルルル…


こんな時間に誰?

スマホを手に取り、眠たい目をこすりながら

眩しい画面をみると

やっぱり大樹さんからだった。

夜中の1時に電話をしてくるのは

一人しかいない。


「もしも~し」


「起きてた?夜中にごめん」


「寝そうだったけど、起きてましたよ。

   大樹さんは今何してたんですか?」


「寝そうなところ起こしてごめんな。

   俺は家で持ち帰った仕事してた」


「大丈夫ですよ。気にしないでください。

    今日もまだ仕事してたんですね」


「ありがとう。おぉ、仕事だよ・・・。

   明日の朝までにやんなきゃなんだけど、

   最近寝てなくてさすがに寝そう~」


「最近もまた、寝る時間ないんですね・・・」


「だから、電話しながら仕事しようと思って、

    付き合ってくれる?」


「いいですよ!

    途中寝ちゃったらごめんなさいですけど」


「大丈夫、俺が寝かせないから()


「なんでですか~」


「いいから、いいから()

 


♪見えない愛情をが 優しく包むよ

こんなにあたし こんなに強く 

支えられているから

 

大樹さんが話す声の後ろから、

聞きなれた曲が流れている。


「この曲、うれし涙?」


「そうそう。うれし涙知ってんのか?」


「知ってるも何も、私この曲大好き!」


「へぇ~こんな偶然もあるんだな。

 俺も好きな曲だ。

 まこはMACOのこと知ってるの?」


「最近、うれし涙知って、

 聞くようになったかも!

 でも、全然まだ知らないかな・・・」


「なんだ~()

 それなら俺がMACOの曲教えてやるよ」


そう言って大樹さんは続けて、

MACOの曲を流し始めた。


「いい曲ばっかですね。

 これから沢山聞きたい。」


「そうしてくれ!

 そうだ!

 今度ちょうどMACOのライブあるんだけど、

 行かない?」


「えっ!?行きたい!行きたい!

 ちょっと待って、

 それって誰かと

 行く予定なんじゃないんですか?」


「あ、そうだった~。

 職場の人誘ったんだった・・・。

 まこと行きたかったのに。ごめんな」


「いえいえ、誘ってくれて嬉しかったです」


「ごめん、

 でも本当にまこと行きたかった・・・」




*恋、まこ*

今日も恋していますか?

また、よろしくね💜