初デート *1
「澪ちゃ~~~ん!!!大変、大変!」
「まこ、どうした!?慌てて!」
「どうしよう。どうしよ~う」
「ちょっと、まこ落ち着いてよ~」
30分前・・・
いつものように、急に電話が鳴った。
「は~い、まこです」
「まこ?俺だけど、明日予定もう入ってる?」
「明日は~バイトもないし、
何もなかったと思います。
大樹さんは仕事でしたか?」
「俺は明日休みだよ!
前言ってたMACOのライブなんだけど、
明日なんだよね!
そうなのに一緒に行こうとしてたやつが
さっき家に来て、
熱が38.0℃あるから明日無理そうなんですって
具合悪そうな顔で言ってきたんだよね」
「えっ!もしかしてインフルエンザ?」
「そうかもしれないから、
病院行けよっては言ったんだけど
・・・まこ、明日一緒に行かない?」
「・・・・・・。へぇ?
ライブ一緒にいけるの?」
「やっぱ急には無理か?」
「いや、行きます!行きたいです!!」
「おう!よかった!
まことライブ行けなんて思ってなかったから
嬉しいわ・・・。
わるい、そんでさっき職場に
呼び出されたところだったから、
明日の詳しいことはラインするな?
じゃあ、また」
「あ、ちょっと・・・、ガチャ」
私の返答も聞かずに、大樹さんは電話を切った。
どういうこと?
頭が真っ白になり、身体はビクともせず、
動かすことができない・・・。
だんだんと状況を理解でき、
現実を受け止めていく。
どうしよう。あした?
明日って言ったよね?MACOちゃんのライブ。
私と行くって言ってたよね?
まだ頭が混乱しているなか、
1通のラインが届いた。
“明日、12時くらいに旭川駅集合。
ライブは18時からだけど、
会場向かいながらどっかで昼めし食おう。
時間あったら、
俺、まことキャッチボールしたい!”
これは・・・これはデートだよね・・・?
どうしよう。
あっ!澪ちゃんに電話しなきゃ!!
こんな感じで今に至っている。
「なるほどね・・・。デートだよ!
初デート!よかったじゃん!」
「よかったんだよね?でも、明日だよ。
どうしよう。何着ればいいの?
も~こんなことなら
可愛い服買っておけばよかったぁ。」
「まこはいつも可愛い服着てるよ?
落ち着いてってば!」
「どの服よ。どの服?」
「も~う、しょうがないな!
今からまこの家行くから待ってて」
そう言うと、
澪ちゃんまで電話を切ってしまった。
その後、澪ちゃんは呆れた顔で家に来てくれた。
タンスを開け、明日来ていく服を選び、
コート、靴、アクセサリーまで
コーディネートしてくれた。
*恋、まこ*
今日も恋していますか?
次回もよろしく😊
