告白 *1

 

「まこ、久しぶり。元気だった?」

 

「久しぶりですね!元気ですよ!!

 大樹さんはやっぱり毎日忙しい?」

 

「そうだな・・・」

 

大樹さんとはなかなか時間が合わず、

2か月振りの電話だった。

 

「仕事ばっかりなんですか?」

 

「ん~。基本仕事だな。

  でも、たまに仲間と遊んでるよ!」

 

ちゃんと気分転換できてたんだと

心のなかで少しホッとしていた。

久しぶりの長電話に

やっぱり話は尽きることはない。

久しぶりだから余計楽しくて

本当に幸せな時間だったのに

 

・・・思いもよらない展開に私は言葉を失った。

 

「まこ~。相談なんだけど・・・」

 

「ん?どうしたんですか?」

 

「実はさ、

    俺お見合いさせられたんだよね・・・」

 

「・・・・・・」

 

お見合いって今言ったよね?

結婚しちゃうってこと?

ってことは、やっぱり私のこと

何とも思ってなかったってこと?

今まで連絡くれてたのは、

優しさ?それとも暇つぶし?ただ遊んでただけ?

 

でも、そうだったとしたら、

MACOちゃんのライブに一緒に行こうって

誘ってくれたのは?

車の中で手を握って離さなかったのは?

 

あれは何だったの?

 

頭の中で今まで大樹さんが言ってくれたこと、

私にしてくれた行動がグルグルと回り始めた。

取り乱しそうになりながら、

まずは大樹さんの話を聞こうと

心を落ち着かせようとした。

 

「2月だったかな・・・

 施設長から知り合いの娘さんと

 お見合いしないかって話もらって

 1回は断ったんだけど、

 会うだけでいいからって

 言われて会うことにしたんだよ」

 

なんだ、1回は断ってくれたんだ・・・。

 

「それで、会ってみたらすごい美人で、

 上品な人だった~。

 俺なんかにもったいないよな?」

 

言葉が見つからなかった・・・。

美人で上品な人?勝ち目ないじゃん。

でも、なんで、なんで私にそんな話するの?

嫉妬させたいの?

それともまこのことなんて

何とも思ってないよって

遠回しに伝えようとしてるの?

意味が分からない・・・

そんなことを考えていると、

沸々とした感情が湧き上がってきた。

もう我慢できない。どういうことなの?

気づくと自然と涙が流れていた。


「まこ?どうした?」


「うんうん。何もしてない。

 でも大樹さんの気持ちが全然わからないよ。

 どうしていいか分からない・・・」


「まこ?まず落ち着け」


「落ち着けるわけないじゃん。

   なんで大樹さんは冷静でいられるの?

   大樹さんのバカ!

   ・・・あっ、ごめんなさい。

 今の忘れて下さい!!

 私、今日変ですね(笑)

 寝た方がいいですね!

 今日は電話切ります!じゃあ」


バカって言っちゃった。最低だ・・・

私は急いで電話を切ろうとしたが、

大樹さんが電話を切らせてくれるはずもなく、


「まこ?だから落ち着けって!

    どうしたんだよ、急に。

 何もないわけないだろう?

 ・・・何でもないってそうやって

 いつも誤魔化すな。

 ちゃんと聞くから」



*恋、まこ*

今日も恋していますか?

この後、まこは・・・

次回のお楽しみに🌈