告白 *3

 

今日は約半年ぶりのデート。

久しぶりに大ちゃんに会える。すごく楽しみ。

しかもお泊りだよ~。いきなりって思ったけど、

正直すごくうれしい。

今日は時間を気にしなくてもいいんだ。

 

大ちゃんは今日、大学の友人の結婚式の披露宴で

札幌に行く用事があるので、

札幌で17時に待ち合わせ。

もうすぐ着くよというラインに

だんだんと胸の鼓動が高まっていく。

 

「まこ~」

 

振り返ると大ちゃんが満面の笑みで

手を振っている。

スーツとか不意打ち過ぎる・・・。

かっこよすぎ。

 

「大ちゃん!久しぶり!」

 

「久しぶりだな~。会いたかった」

 

そう言って、私に軽くハグをする。

えっ、待ってよ。また不意打ち?

もう心臓バクバクだよ。

今日わたし持つかな。死んじゃいそう・・・

 

「悪いな~。遠いところ出てきてもらって、

 俺、すぐ披露宴でなきゃだから

 札幌プラプラして、

    疲れたらホテル先行っていいからな!

 21時には切り上げてくるから!」

 

「分かったよ。気を付けてね~」

 

「はいよ~」

 

大ちゃんは今日の午前中まで

また、お仕事だったらしい。

本当に多忙な人だ・・・


私は、少し札幌駅のお店を覗き、

食事を済ませて、

札幌の夜の街を久しぶりに歩いた。

雪がちらついていて、

肌を刺すような痛みを感じるほど

冷たい風が吹いている。

こんなに寒いにも関わらず、

飲み屋街は人で溢れている。

私が通っている大学は田舎にあり、

20時には人はもうほとんど歩いていないから、

少し驚きながらホテルに向かった。

 

あと1時間くらいで帰ってきてくれるかな?

外寒かったから先に、

シャワー浴びてくつろいでいようかな。

そう思い、シャワーを済ませ、

テレビを見ていた。

 


遅い、遅すぎる。もう眠たいよう・・・。

いつもこのパターン(笑)

もう0時を回りそうになっていた。

私も今週は大学の課題に追われ、

あまり寝ていない。

瞼が閉じそう。

大ちゃんを待っていたい気持ちはあったが、

先に休もうと思った時、ノック音が聞こえた。

 

ドアを開けると、見るからに酔っぱらっている

大ちゃんが立っていた。

 

「あ~寒い。まこ、ごめんな~。

 2次会にも連れていかれて、もう参った~。

 眠い。もう疲れたぁ~」

 

言いたいことを言い、ベッドへと向かう() 

ヨタヨタと壁にぶつかりそうになりながら歩く。

 

「あ~、ちょっと飲み物こぼすよ!

 机において~」

 

ガチャン・・・

 

「ほら~、今言ったじゃん!」

 

床一面に飲み物がぶちまけられた。

大ちゃんもスーツのまま床に転んでいる。

 

「いてぇ~、わぁ~やべ~」

 

「早く、立って!まず着替えて!」

 

これだから酔っぱらいは・・・。

眠気も吹っ飛び、

床をタオルで拭いてはしぼりを繰り返した。

 

そんななか、

私の背中に大ちゃんの体重がかかる。

 

「えっ!?ちょっと重たい!」

 

「まこは、あったけ~な。気持ちいいわ♪」

 

「もう、今、床拭いてるのに。離してよ~」

 

「離さない~」

 

そう言って、大ちゃんは私から離れず、

私はそのまま床を拭き続けた。



*恋、まこ*

今日も恋していますか?

もう本当にだらしない大ちゃんでした・・・

次回もよろしくお願いします☺️