近年、札幌は降雪量が(感覚的に)少なくなっています
今の時期だと雪がたっぷりあるはずなのですが、今日の時点でうちの周りにはこれしかありません(札幌の隣の市ですが)
しかし豪雪地帯の岩見沢や留萌(るもい)では、とんでもない量の雪が降っていました
(12/21の留萌のニュース)
(12/27の留萌のニュース)
(12/22の岩見沢のニュース)
北海道のある地域では(局地的に)たくさん雪が降っているというのに
なぜ札幌の雪が少なくなってしまったのか
雪はどこへ行ってしまったのか
それは、きっと
岩見沢~美唄~奈井江の辺りですね
これは私の勝手な推測ですが、札幌の雪が少なくなってしまったのは風向きが変わったからだと思います
どういうことか説明しようと思います
↓こちらは北海道のだいたいの地図です(札幌、岩見沢、留萌のみ抽出)
黄色い部分は山があると思ってください
札幌は石狩平野にあるので平らですが、西側には山々があります
岩見沢と留萌は東側に山があります
上の図のように、冬は毎年青い矢印の向きに雪雲が入ってくることが多かったです
しかし近年は風向きが下の図のようになることが多くなりました
これは南東にあるエルニーニョ現象の影響かもしれません
風がこの方向から入ってくると、札幌は西側の山々に守られて雪があまり降りません
一方、岩見沢と留萌はどちらの風向きでも直撃を受けます
この状況を、実際の雲の様子と照らし合わせてみました
(12/17)
この日から留萌は数日間大雪に見舞われました
しかし札幌は大雪の予報だったにもかかわらず、全然降りませんでした
それもそのはず、山が雪雲を押さえ、札幌上空には雲がありません
(12/18)
留萌は相変わらず降り続いています
ちなみに、留萌と岩見沢が降るのはいつものことです
しかし札幌は晴れ、風向きって重要ですね
(12/19)
札幌には雲がありません
日本全国、日本海側の方が雪が多いのは一緒です
(12/21)
日本海側が全体的に雪雲に覆われています
しかし札幌は雪が降りません
元々札幌は雪が多い方なのですが、雪かきの必要すらありません
(12/22)
岩見沢は激しい雪に見舞われているようですが、近くの札幌には雲がありません
というわけで
最近札幌に雪が降らない理由を視覚的に表してみました
だからなんだと言われれば、特に意味はありませんが
札幌が穏やかに晴れた日でも、美唄・奈井江(岩見沢の北側)の辺りはいつも吹雪で高速道路が止まっています
個人的には雪かきが少ないのは楽ですが
風向きが変わるのは異常気象の一種なので、危機感を感じますね
できれば地球の気候の大変動が起こりませんように