私の仕事は看護師です。


准看を含め今年で5年目になります。
今は病棟勤務をしてまして、日々多忙な毎日を送っています。


先日とあるサイトの小説で患者さんの死にたずさわる看護師について書かれていました。


それを読み、、やっぱり家族は看護師の事を冷たくかんじている事も多いのだろうなって思いました。


決して死に慣れている訳ではありません。ナースも人です。泣きたい気持ちをぐっと我慢し最後の処置をさせてもらっているのです。



昨年亡くなったある患者さんがいました。とっても温厚な人で、みんなに好かれるおじいちゃんでした。
『ちゃんと仕事してるかぁ?』私に声をかけてくれました。『ちゃんとしてるよ~』。。。この会話がこの患者さんと私が話す最後の言葉になりました。


次の日朝からうなるように息をして、、声をかけても頷くのが精一杯。。意識もやや混濁している姿がありました。 『昨日はあんなに元気やったのに』そんな思いが駆け巡る中。。突然呼吸をするのをやめました。

最後の処置の時に『お疲れさま』と声をかけました。


看護師は患者さんの家族の前では泣いてはいけない。そんな決まりがある訳ではないけど、、暗黙の了解です。
でも泣きたくなる事もありそんな時は休憩室に駆け込みます。
でも、、いつまでも引きずってはいられず。。笑顔で対応しないといけない自分にもどかしさもかんじます。


泣き虫な私には天職ではない気はするけど、、ありがとうと言われてよかったと安心したり、、最後を迎える時まで見守ることができる仕事が好きです。


立派なナースにはなれないけど、、『〇〇さんがいるとなんか癒されるね』って言われるナースを目指してがんばります。





あとから聞いた話ですが、、、亡くなった患者さんが生前『あの子はおっとりしてるから心配やぁ。ちゃんと仕事できてるんやろうか』って気にかけてくれていたらしいです。