つつみは紫式部日記絵巻の風呂敷包み&甲辰ノ図風呂敷をご紹介♪第4回ふろしきつつみまつり♪ | 風呂敷研究家 つつみ純子の和文化研究所 

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風呂敷文化研究家・和文化コンシェルジュのつつみ純子です。風呂敷を通して、日本文化と日本人の知恵をお伝えします。風呂敷講座の他、日本文化や和にまつわるセミナーも開催しております。

第4回ふろしきつつみまつり」
仲間の協力で無事開催出来ました♪
 
第4回の内容を講師別にご紹介♪
 
つつみはまだしゃがめないので、
失礼ながら椅子に座らせて頂き、
今年に因んだ風呂敷をご紹介しました♪
 
まずは、今年の干支柄の風呂敷を
お見せしてご紹介しました♪
今年の干支は「甲辰」
 

「甲辰」の「甲」は鎧の意味で、

植物では固い殻のことを指します。

 

その固い殻を破って芽を出す様子を

見て生まれた象形文字です。

 

殻を破り、芽を出すことから、

昔ながらの旧弊や慣習を破り、

新しい道を進むということですね。

 

「甲辰」の「辰」ですが、

辰は龍でも竜でもあり、
古代中国の神話では神獣であり、
皇帝のシンボルとされました。
 
そして辰は龍や竜でもあり、
隆盛、権力、力の象徴として、
出世や権勢を表わします。
 

また「辰年」というのは、

陽の気で万物が振動するために、

活力が大きくなって成長し、
モノコトが整う年と言われています。
 
甲辰年は、蓄えていた力で
古い殻を破り、大きく成長し
自分なりの道が整う年。
 
そんな甲辰のイメージが
ちりばめられたのがこちらの
むす美さんの甲辰柄風呂敷。
 
龍は中心ではありますが、
白と金でどちらかというと
目立たない色で描かれますが、
龍が起こす雲それぞれが
様々な伊砂文様と色で描かれ、
龍の真の強さを感じさせます♪
もう一つは今年のNHKの
大河ドラマ「光る君へ」の
紫式部に因み、紫式部日記絵巻の
中に描かれている「包(つつみ)」
を写真のコピーを見て頂きご紹介。
(残念ながら本物の絵巻は、

国宝で重要文化財なので)

 

現存の絵巻は灰色に変色してますが、

最近の研究により、本来は

灰色に見える部分は全て白。

 

この場面は、紫式部が仕えた

中宮彰子が皇子を出産されて

七日目の様子が描かれています。

 

中宮はまだ横になっておられ、

後ろ向きで中宮の一番近くに

仕えているのが紫式部。


当時、出産は大変なことで、

血はケガレともされたので、

中宮も紫式部も女官たちも

屏風も壁代も几帳も、

そして「包」も白でした。

 

この「包」は、皇子誕生の日に

御乳付役(おんちづけやく)を

務めた橘徳子への中宮からの

贈り物とみられる包みです。

 

文様があるように見えますが、

あくまで白一色で、文様は

地模様だと思われます。

 

紫式部日記によると、中身は

いつもの女装束に織物の細長。

 

それらを白い衣筥に入れ、

その筥を白い「包」で

包んで結んであります。

 

この頃、まだ「風呂」は

通常には使われていないので、

まだ「風呂敷」という名は

使われていませんが、

物を包むので「包」という

言葉は使われており、

包む布も「包」であり、

包んだ中身ごとも「包」

であったことがわかります。

風俗博物館様から画像をお借りしました。

今年は足の怪我の為、

着物は対丈(ついたけ)、

タートルネックコーデ。

座ったままでいるつもりが、

風呂敷使いイナバリエさんの
楽しいワークショップでは、
「イタタ!」と言いながらも
皆様の包みのヘルプ♪
ふろしき使いイナバリエさんは

楽しく南京玉すだれの歌に合わせ、

風呂敷エコバッグの七?変化♪

洗心庵庵主の大河内先生は
しっとりとした小間の茶室で
お薄でおもてなしくださいました。
智田さくらさんは今度で
第六回目の「風呂敷&手ぬぐい
マスター検定」の告知を♪
今年は@obentotsutsumiさんが
午後の部で、小風呂敷コレクションを
御紹介下さり、皆さん興味津々♪

大瀧さんは受付、会計、

時間管理と八面六臂の活躍。

そして、ご参加者様皆様が
とってもいい方ばかりだったので、
なんだかとっても楽しい雰囲気。
風呂敷を通じて、この日も
良いご縁が結ばれたり、
終始和やかな時間でした。
今年のお土産は荒磯文様と
麻の葉のリバーシブル小風呂敷。
そして、能登半島地震で被害を
受けた能登の塩を差し上げました。

実はわじまの海塩を輪島で作られ、

輪島の朝市でお店を営業されていた
橋本三奈子さんは10年來のお友達。
 
輪島の朝市は今回の地震で全焼、
しかし、彼女達は何とかできないか
思案し模索しながら立ち上がり、
金沢で再度朝市再開を!と
支援を求める活動を始めたので、
ご参加者様にご紹介させて頂きました。
 
有難いことに沢山の方々から
ご支援を頂きましたので、
今回のご参加者様のお気持ちを
彼女に伝えて、募金させて頂きます。
 

 

午前中にご参加の皆様の記念写真♪

午後は写真撮影前に帰られた方も
ありましたが、男子率高し♪
今年は準備が遅れましたが、
ご参加の皆様はとても喜んで
くださり、来年も是非参加したい!
とのお声を沢山いただけて、
仲間一同ほっとしております♪
 
ご参加頂けた方々、又来年も♪
まだの方も、来年は是非
お待ちしております♪

 

風呂敷ブログ継続5378日目♪
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