日本の年中行事を楽しもう♪九月九日は重陽の節供 | 風呂敷研究家 つつみ純子の和文化研究所 

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風呂敷文化研究家・和文化コンシェルジュのつつみ純子です。風呂敷を通して、日本文化と日本人の知恵をお伝えします。風呂敷講座の他、日本文化や和にまつわるセミナーも開催しております。

九月九日は重陽の節供です。

中国の陰陽思想では、
奇数は「陽」の数字で
おめでたいとされました。
 
しかし、それが重なると
邪気が生じると考えられ、
邪気払いの為の行事が生まれました。
 
三月三日の雛祭り、
五月五日の端午の節句なども
この陰陽思想から生まれたもので、
奇数の最大の九が重なる日である
九月九日が重陽となります。
この頃は、菊の花が盛りの頃で、
宮中では菊の花の美しさを愛で、
詩歌を詠んで楽しむ
「菊花の宴」が行われました。
 

ところで、菊は美しいだけでなく、

中国では古くは漢の時代より

生薬とした使われ、延命効果があり、

不老長寿のシンボルとして

使われてきました。

 

日本には薬草として伝わり、

腰痛や胃腸の不調を和らげ、

体調を整える効能があるとされました。

漢方では、菊の蕾は咳止めや

婦人病に対して用いられています。

 

「菊花の宴」では、この菊の効能を使い、

菊の花や花びらを浸したり浮かべたりした

「菊酒」を飲むことによって、

長寿や健康を祈ったりもしました。

 

又、重陽の節句の前夜には、

菊花に綿をかぶせ花の露を含ませ、

九日の早朝に、露を含んだ綿で

顔や体を拭う行事がありました。

 

これを「菊の着せ綿」といい、

菊の花の薬効や不老長寿の力を信じ、

若さと健康を保ち、長寿を願いました。

現在の新暦では、九月九日は
菊の盛りとはずれていて、
米の収穫の時期とかぶります。
そのようなことから現在の日本では、
重陽の節供は見られなくなりましたが、
五節供の中でも一番おめでたい節供を
今一度見直してみたいものですね。
 
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