今週の「ふろしき学」は、第九回目。
風呂敷からは日本の衣食住も伝えられます。
衣、食、住、の順に進めたいところですが、
他の授業との兼ね合いもあり、
調理室が使える今週、食分野を♪
日本の食べ物は、古くから木や葉で包まれ、
藁や布で包み、運ばれてきました。
日本人は食事の際、手を合わせて、
いただきます、ご馳走様、と言います。
食べるということは、その命を頂くこと。
その命を頂くことに感謝を示す。
食べ物を与えてくれた万物にも、敬意を払う。
食べることは、命を繋ぐ恵みを与えてもらえたこと。
目には見えないけれど、神との共食です。
食べるものも大切に清らに扱う気持ちが、
包むことに繋がってきたと思います。
そんなことも、風呂敷包みから伝えます。
学校で調理室もあるので、日本の食の基本、
米と麹と塩についても知ってもらいたい。
ということで、麹も塩も味わい触ってもらう、
塩麹をデモンストレーション♪
折角なので、酒粕とみりんで粕床もデモンストレーション。
麹も粕も、見たことも触ったこともない、
という初体験生徒さんが殆ど。
でも、どちらかと言えば捨てるようなものが、
発酵や、少し手を加えるだけで、
栄養価満点で、食材も美味しく変化させる。
残念ながら、匂いや触感が余り好まれず、
ウケは今ひとつでした。
それでも一度も体験しないことはゼロ、
とりあえず、日本の食の基本の味、
一度見て触って頂きました♪
風呂敷文化研究家 和文化コンシェルジュ つつみ純子
風呂敷や和文化の講習会やセミナー、講演のお問い合わせはこちらまで