ところで、風呂敷と言えば唐草文様を
思い出す人が多いですが、
特に大きな風呂敷には
唐草文様のものが多いのですが、
それはなぜでしょうか?
大風呂敷によく使われた唐草文様。
以下、私見です。
まず長寿や繁栄を表す
おめでたい吉祥文様だったこと。
そして大きい風呂敷を作るのに
無駄なく効率よく
布が使えたからだと思います。
昔は大きな巾の風呂敷を作る際、
反物を継いで幅を広げて作りました。
柄や文様がある布を継ぐ際、
柄合わせをしようとすると
無駄になる布が出てしまいます。
でも柄合わせをしないで継ぐと
柄がずれてしまいます。
しかし、唐草文様の風呂敷なら
互いがからみあうような柄なので、
柄合わせをしなくても気になりません。
七巾なら六か所、六巾なら五箇所、
布を継いで広げますが、
唐草文様は違和感なく継げます。
蔓の文様は延命長寿や子孫繁栄を
表わす吉祥文様なので、唐草文様は
大きく繋ぎやすかったのだと思います。
ほぼ私見に近いことが
以下にまとめられています。
唐草風呂敷の記事より抜粋
させて頂きました。
唐草は古くから衣類や日用品など
さまざまなものに使われており、
江戸時代には既に
風呂敷の模様として
定着していたとも言われている。
木綿の「唐草風呂敷」を最初に
作ったメーカーは定かではないが、
明治30年から40年にかけて
作られるようになり、大正中期に
大量生産されるようになった。
それにしても、なぜ
唐草模様だったのだろう?
もともと江戸時代の風呂敷は
植物をモチーフにするものが
多かったが、普及するにつれ、
人々は植物の季節感だけでなく、
「おめでたいこと」を
重視するようになる。
そこで登場したのが縁起が良いと
される植物を描いた吉祥文様。
例えば松竹梅は長寿を意味し、
麻の葉は子供の健康に
つながることから重宝された。
古代エジプトで生まれ、
シルクロード経由で大陸から
日本に伝来した唐草もまた、
吉祥文様のひとつ。
四方八方に伸びていくつるが
長寿や延命を象徴し、
ひいては子孫繁栄に
つながると受け止められた。
こうした背景があったためだろう。
大量生産されるようになった
「唐草風呂敷」は驚くほどの早さで
庶民の間に浸透していった。
「唐草風呂敷」が普及した
もうひとつの理由は、
その生産効率の高さにある。
昔も今も、風呂敷は着物と
同じように反物と呼ばれる
長尺の布地(幅34~38cm(つつみ加筆)、
長さ約12m)から作られる。
最も一般的な二幅(約68cm幅)と
呼ばれるサイズなら、2枚の布地を
つなぎ合わせて作るわけだ。
ここで問題になるのが布地の模様。
反物は染め上げてから裁断するので、
模様によっては上手く合わせるのが
難しくなる。唐草模様にもさまざまな
デザインがあるが、基本はシンプルな
渦巻き模様だから、合わせやすく、
つなぎの部分もほとんど目立たない。
明治の後半から昭和の半ばにかけ
世の中に溢れた「唐草風呂敷」。
おそらくその印象は世代によって
異なるのだろうが、多くの人々は
「唐草風呂敷」にこんなイメージを
抱いているのではないだろうか?
誇張はあるが、「唐草風呂敷」を使う
泥棒のイメージは、こうした世相が
面白おかしく伝聞された結果かもしれない。

学校教育に風呂敷を♪
オンライン講座もやらせて頂きます。
日本の伝統文化や知恵の学びに、
エコに,SDGsに,防災に,子育てに,
風呂敷や和文化ののセミナー、
ワークショップ、講演、講座、
執筆等のご依頼、お問合せは、
つつみ純子の和文化研究所 までどうぞ!
風呂敷ブログ継続5225日目♪
#furoshiki #furoshikible #SDGs #japaneseculture #furoshikiwrap #furoshikisensei #学校教育にふろしきを #ふろしきぶる #風呂敷文化研究家 #ふろしきから学ぶ日本文化 #つつみ純子 #風呂敷講座 #風呂敷講師 #ふふふふろしき #風呂敷ブログ #継続 #5000日 #六本木高校 #東京都 #ふろしきぶる風呂敷 #風呂敷の文様 #唐草模様 #唐草文様 #文様 #犬噛唐草殺人事件 #唐草模様の風呂敷 #下北沢 #ひとくず #上西雄大