付き合って一ヵ月たったあたりから、
かぁくんからの連絡の頻度が減ってきた

毎日送られてきたメールも3日に1回に減った
会う回数も減った

私は仕事で忙しいんだろうと頭で思っても
心のどこかで胸騒ぎがしていた


だけどクリスマスは一緒に過ごせる
そう思って毎日クリスマスの計画をたてていた


そして
クリスマス1週間前の深夜、
かぁくんから電話があった

久しぶりの電話で
私は笑顔になる

だけどすぐに
その笑顔が消える


クリスマスは会えない
仕事がはいった


かぁくんはそう言った


淋しかった
でも心のどこかで

やっぱりなって思った


仕事が忙しいならしょうがないよね


私は精一杯の力を振り絞って声に出した


ごめんね
でもプレゼントは用意するよ
何がいい?


そう言われて私はこう答えた  


何もいらないよ
ただ
来年は私と一緒にいてくれる約束をして
その約束をプレゼントにして


長い沈黙があった
かぁくんは黙ってた


私は黙って電話を切った
そして泣いた

心臓が紐で縛られたように苦しかった



別れが近い

それだけはわかった

別れの原因

それだけはわからなかった
私が何をしたっていうの?

恋愛したって
苦しいだけ


やっぱり
私に恋愛は無理なんだ


真面目に恋愛するより
フラフラ遊び回っているほうが
一番自分に似合ってる


この頃の私は
自信を失い
自分自身を責め続けていた

社会人になってから
愛するということが
よくわからなくなっていた
セックスのためだけに
男を誘っていた
セックスをすれば
もう満足だった
恋愛なんか真面目にしてなかった

だけど
かぁくんのことは

真面目に好きになっていた

だからかぁくんと付き合った後は
浮気はもちろん
合コンは一切しなかった

かぁくんは忙しい人で
メールは一日一回
しかも仕事終わりで夜中の2時くらいだった


デートも多くて週1回だった


それでも私は幸せで
毎日かぁくんを想っていた

そして

気が付けば
もうすぐクリスマスだった
数日後の休日、
私はかぁくんとデートした
デートは最高に楽しかった
久しぶりに幸せを感じていた

そして3回目のデートの時、
お台場の夜景の見える綺麗な広場で

付き合ってほしい

と告白された

もちろんOKした


今まで埋まらなかった心の隙間を
かぁくんなら埋めてくれると思った

その場で私とかぁくんは抱き合い
キスをした

キスをして

こんなに胸が高鳴ったのは
いつぶりだろう

11月4日
私たちは恋人になった

でも二人は
長く続かない

悲しい結末が待っていた

だけどその時の私は
永遠にこの幸せが続くと思っていた

抱き合った後
彼と見つめ合い
私は笑った
彼も笑った

そしてもう一度
キスをした