田村装備開発N2スリング&LAS | タクティカルな生活

タクティカルな生活

元即応予備自衛官だった私が、趣味のタクティカルトレーニングに使う、エアガンや装備などを中心にご照会するブログです。もし、ご質問がありましたら私の解る範囲でお答え致しますので宜しくお願い致します。


ブログを御覧の皆様、遅れ馳せながら明けましておめでとうございます。不定期更新のブログですが、何卒宜しくお願い致します。さて本日は、自衛隊装備でお馴染みの田村装備開発さんのN2スリングとLASについて御紹介致します。先ずはN2スリングからで、このスリングは89式小銃専用設計の3ポイントスリングとなりまして、昨年秋に販売サイトで完売となってしまった商品なのですが、納期は年内として受注生産をして頂きまして年末に届きました!

N2スリングの取り付け方は、 被筒(ハンドガード)部分の前端で段差を利用してアタッチメントベルトを巻き付けベルクロテープで固定して端末部分をゴムバンドで覆います!これをしておかないと捲れてスリングが外れてしまいますので要注意です!そしてプラバックルをはめ込みます。

スリングを前から緊張した状態で、銃床(ライフルストック)部分の 負い紐 環(ストックスイベル)に2本のスリングを通しまして、内側のレール部分に当たるスリングを緊張させたままでベルクロテープにて固定して端末のカバーをします。このレール部分は、プラバックルを前後にスライドさせますので緊張していないと、スムーズに動かなくなるので要注意です。

残りの外側のスリングは、金具(トリグライド)にプラバックルが付いているスリングの反対側の末端をトリグライドの下から上に通して端末のカバーをして取り付けが完了します!

通常は2ポイントスリングで、銃を体に密着させて使い背中に銃を回して保持が出来るので、両手が自由となり拳銃への切り換え射撃や器材・弾薬等の手搬送をする場合に銃を安定させて保持が出来るスリングなので安心です。


2ポイントからプラバックルを後ろの銃床(ライフルストック)方向へ引くと1ポイントスリングへと早変わりをして、即座に戦闘行動へと移る事が出来るので、左右への切換スイッチング射撃や銃を脇に回して拳銃へ切り換えて射撃をするトランジッションなどの自由な射撃をする事が可能となるので、即応性の高いマルチスリングだと私は感じました。

LAS(ライトアタッチメントシステム)は、89式小銃はピカティニーレールなどの装備は無く拡張性が低いので室内の近接戦闘においてフラッシュライトを装備する事は、もう常識となっているので丈夫なナイロンベルトでフラッシュライトを銃に固定するアイテムとなります。

89式小銃の 被筒(ハンドガード)前端部分の段差がある場所に、ナイロンベルトを巻き付けて、外径1inchサイズのフラッシュライトに滑り止めのラバークッションを巻きナイロンベルトで纏めて巻き付けます!私は自転車のチューブをクッションに通して脱落防止をしました。

御覧の様に、脚部を付けたままでも干渉する事がなくて綺麗にフラッシュライトが固定出来ました。もし、フラッシュライトの外径が1inch以下であれば、ラバークッションを少しカットして外径に合わせて使います。

フラッシュライトの操作は、左手の親指で行いまして、同時にN2スリングとの併用が可能です。ローライトを使った近接戦闘射撃が楽に出来て操作性が良くなりました。コード式の遠隔操作スイッチよりも故障のリスクが少なくシンプルな方法が確実だと思います。この田村装備開発さんのアイテムは全てベルクロテープにより脱着が容易に出来る様に設計されています!これは、部隊の武器庫へ銃を格納する時に全ての付属品を外して、フルノーマル状態の銃を格納する事が規則で決まっているので脱着が容易に出来る事が大切なポイントとなるのです!因みに、N2スリングは取り付け1分、取り外し40秒でLASは取り付け20秒、取り外し10秒で私は出来ました!プロユースアイテムなので、現職隊員の方にお勧め致します。