公営住宅の敷地内に野生の鹿が足を怪我した状態で一昨日から横たわっていました。
他の方が役所に連絡したのか、役所の方が来て、現状を確認し、鹿の周りを立入禁止と記載されたテープで囲っていました。
その翌日になっても、鹿を保護する様子が見られず、役所に問い合わせをすると、生きている状態では何もすることは出来ず、心苦しいけど見守ることしか出来ないとの返答でした。
野生動物保護センターに問い合わせしても希少動物は保護できるけど、役所の方が出来ないと言っているのと、鹿は保護の対象ではないので出来ないとの返答でした。
動物園にも問い合わせしたら、保護はしていないとの返答で、やってくれるかもしれないところの電話番号を教えてもらい、そこに電話を掛けましたが、保護は出来ないとの返答でした。
自分で水やエサをあげるにしても何かの菌に感染したら怖いし、使い捨て容器に入れても、回収しないとゴミ問題が出るし、近付いたら角で襲われる可能性もあるし出来ませんでした。
自然界の出来事に人間が手を出すことは間違っている考えも分かるし、これが山で、そのような状態の時は自然の摂理だから仕方ないと思えるけど、住宅街で弱っている動物を見つけた時は助けても良いような気もする。
怪我した状態で亡くなるまでの間に、近所の子どもが立入禁止区域内に入って感染する恐れもあるし(テープで囲っていても、子どもなら通り抜け出来る感じだった)
これが、もし、希少動物や、変な話、人間だったら、すぐに保護したり、救護されるのに命って何なんだろうと考えさせられました。
日に日に弱っていく様子を、ただ見守ることしか出来ず3日が経過した今日の昼に見に行くと、鹿の姿は無く、立入禁止のテープも剥がされていたので、他の方が鹿が亡くなったのを見て役所に連絡したのかなと…。
もしくは、他の人も役所などに連絡して、保護された可能性もあるけど、昨日の返答の感じでは恐らく亡くなったのではないかと思う。
私の住んでいるところは近年、時々、鹿が出ているのですが、今は鹿が増え過ぎて、農家に被害が出てるところもあるから、邪魔者扱いなのかな。
なんか、やるせない。無力。命ってなんだ。と感じました。