2018年12月ロシア、モスクワ・サンクトペテルブルグ旅行その14 | キッチントレーダーさやた

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 サンクト2日目、起床後セベリャーニンで無料朝食。昨日と違うメニューを食べようということで、ベーコンエッグのコースを注文。ベーシックで普通に美味しく、果汁100%とみまごう、いや本当に100%かもしれないモルス、シナモンロール、ブリヌイなど昨日に引き続き美味い。

 昨日の雨雪とはうって変わった快晴の中、太陽の光を受けて光る町並みが本当に綺麗。ギラギラした夜景もいいが、晴れてる町並みを見られてラッキー・・・と話しつつ、ホテルから徒歩5分の「タイヤキ」に到着。

 ここは妻が、ホテル近所に日本食を提供している店があり、ネットで見た店内にも日本アニメのフィギュアなど、日本好きな様子が見られたため、どれほど日本の味が再現されているのか一度見てみようかと思ったもの。入店すると、若い女性店員から「イラッシャイマセー」という、いかにも外国人が話す日本語でお出迎え。自分が「おお、日本語だ!」と言うと、店員も「ハッ?!」という表情を浮かべたため、自分を指さし「ヤポーニイ(日本人)」と伝えると、2人の店員同士、口に手を当てて満面の笑顔、「日本人来たーーーーー!!」的なはしゃぎぶり。
入店しただけで店員にはしゃがれるほど喜ばれた経験は生まれて初めてである。
 彼女たちもこういう店で働いている以上、日本人がここに来るまでにビザを取得し、片道11時間かけて飛行機でモスクワに入り、更に新幹線か国内線飛行機に乗らないと、ここサンクトペテルブルグには来れないと知っているのだろう。そのサンクトでは極めて珍しい(事実、旅行中一人も見かけなかった)珍しい日本人が、日本の味を売りにしている店に来たというのは、彼女たちにとってサプライズだったのかもしれない。

 興奮する彼女らからメニューをもらい、翻訳アプリで「最もロシアらしいメニューはどれですか?」と聞くと、サーモンマヨネーズたいやきがおすすめとのこと。うん、鮭もマヨネーズもロシアではポピュラーなので美味そう、一個注文。1個130ルーブル(約221円)でロシアの物価としてはやや高いが、ロシアで食べる希少性、注文したらその場で生地を焼き、あんを入れ、手作り出来立てを提供してくれることを考えれば妥当な値段。妻と分け合い食べてみると、
普通に美味い
というのが感想。たい焼きとしては突飛だが、サーモンとマヨネーズのバランス、クリーミーさ、塩加減がなかなか良く、庶民的に長年愛されている総菜パンを食べている感覚。サンドイッチにも似たような具材はあるし、ロシアのマヨネーズは個人的に日本より好きだし、まずいわけがない。


 

 

 「とても美味しいです」と感想を翻訳アプリで示すと満面の笑顔。その間も作っている場面を撮影させてもらったり、逆に「一緒に写真を撮って下さい」と頼まれたり、にぎやかな時間を楽しむ。しかし、入店して買い物しただけで、こんなにチヤホヤされたのは初めてなわけだが、店員の女の子達は見た感じ、年齢が自分と親子ぐらい離れており、もう付き合いたいとかナンパしたいっていう感覚がゼロ。その一方で「あーかわいいなー、なんか奢ってあげたいなー」的な、親戚のおじさん的感情しか出てこない。

 ふと、バッグの中に日本から持参したキットカット抹茶味があることに気付く。自分には、言葉が通じない国で何か親切にされたら、お礼としてプレゼントしようと日本の菓子を常備する習慣がある。万一、飛行機や電車に閉じこめられたり、雪原で遭難しかけたりした際には非常食になるので持っていたわけだが、別れ際2人に「とても楽しかったです。日本のお菓子を差し上げます」とプレゼントすると、2人は顔を見合わせ、パタパタ足踏みしながら大喜び。
かわいいなあ、もう!
と思いつつ、「サンクトペテルブルグに来たら、また必ず寄ります!」と伝え店を出る。

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