2017年11月台湾・花蓮旅行その6 | キッチントレーダーさやた

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 3日目、朝食が付いていない予約のため町へ出る。

 

 ホテル近所の朝市で肉、肉、肉に囲まれ活気ある光景を楽しんだ後、「客家妹小吃」で朝食。何を食べようか迷っていたら、隣にいた車いすの80代位の男性が「日本から来たの?」と聞いてくる。聞くと、若い頃大阪で働いていたとのことで、片言の日本語なら分かるという。なかなか花蓮まで日本人が来るのは珍しいそうで、片言の日本語と翻訳アプリで話し込む。車いすで来るということは、それほど遠い場所から来ておらず、市場の構造に慣れているわけで、美味しいものも知っているのではないかと判断し、「この店は何が美味しいですか?」と聞くと、店主も出てきて「全部美味しい」というが、おじいさんのお勧めは羊肉焼きそば80元(約288円)。来た焼きそばは「これで80元か?」という大盛りで、出汁と香辛料、醤油味のの合わせスープがかかった汁焼きそばタイプ。食べてみるとコクのある塩味、シャキシャキの野菜、柔らかい羊肉が大変バランス良く素朴な美味さ。2人で完食すると、おじいさんと写真撮影し、久々の「謝謝対日本311的捐款!」(東日本大震災の義援金、ありがとうございました!)と紙に書きお礼を伝えると「大したことしてないよ」といわんばかりの笑顔で握手してくる。「また花蓮に来ます!」と手を振って別れ、次の店を目指す。


 ホテルに戻る途中で「巨林美而美」という店の前で行列が。もう9時で朝食ラッシュは済んでいるだろうにこの行列。美味いに違いないと判断し、一番ベーシックなメニューでハンバーガーと豆奬セット55元(約198円)を注文。手に持ってみると、日本でいうモスバーガーレベルの大きさでこの値段は安い。食べてみると、やや照り焼きっぽい甘めのシンプルな味付けパテがジューシーで、フワフワのバンズ、塩こしょうのみで下味のついた卵、漬け物?とベストマッチ。もしかすると、

生涯最高のハンバーガーはこれかもしれない

というくらい美味い。豆奬は普通の美味さだったが、妻もハンバーガーを絶賛。サンドイッチなども売っていてハンバーガーの専門店でない、ただの個人店のハンバーガーがなぜこんなに美味くて安いんだ。昨日の「周家」といい、花連の安メシの高レベルさは一体何なんだ?
 朝食を終えホテルに戻り、身支度を整えチェックアウト。荷物制限が厳しいジェットスター航空で帰国するため、荷物の総重量を確認しておく。ホテルのフロントに「荷物の量りはありますか?」と聞いたら、若い男性ホテルマンが裏の物置?に案内してくれ、無事荷物の重量を確認。最後に買い込んで良いお土産の重量を、ある程度把握できた。
 これを書いている現在、花蓮地震で統帥大飯店の1階部分が潰れ、男性ホテルマン2名が亡くなったと聞くが、もしかするとこの時に世話してくれた男性かもしれない。無事だといいのだが、それを確認するためにも、また現地にお金を落としに行こう。こんな美味しくて安い街、一度限りではもったいない。


 

 ホテルに荷物を預かってもらい、「松園別館」へ向かう。徒歩で道路を登っていくと、路上で熟睡する犬、立派な橋などが趣深い。松園別館は、かつて台湾が日本領だった頃、台湾防衛のため出撃するパイロットの保養施設で、戦火の激しい中少しでも安らぎを得ようとしたのが分かる、落ち着きある建物。防空壕も保存されており、掲示物に描かれた言葉は分からないが、畏敬の念らしきものが伝わってくる。

 次の目的地を目指し歩くと、和平広場、マラソン大会、くつろぐ犬などとすれ違い、ソーラーパネルが敷き詰められたオブジェ的建物が見えてくる。

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