最終日、朝5寺に起床し士林駅から台北駅に向かう。
台北駅のバスターミナルで夜明けを迎え、桃園空港行きバスに乗るが、初めて台湾の早朝、街並みを車窓で眺め、バスは山岳地帯に入っていく。
桃園空港で搭乗手続きの待ち時間を利用し、遅い朝食を取る。
セブンイレブンで買った、台湾風の鶏肉ピリ辛焼きサンド?がスパイシーで大変美味い。妻と分けあった台湾ちまきもなかなかの味。
帰国便も当然ながらJAL。機内食はカレー、フルーツ、サラダ、ざるそば、チョコレートムースプリン、パイナップルケーキというメニューだが、パイナップルケーキは名店「微熱山丘」のもので、初めて食べる妻大喜び。料理は全般的に美味しく、前回旅行のトランスアジア航空と比較して量も十分で満足だったのだが、プリンだけはチョコ感が薄くて水っぽく、「味なくね?」と妻に確認するほど。
朝5時起きで足りなかった睡眠時間を機内で取り戻していると、あっと言う間に成田空港。通路を挟んだ隣の席の子供が飛行機酔いで吐いていたため、手や口を拭くためのトイレットペーパー、拭いた後の紙を入れるビニール袋を渡す。なぜトイレットペーパーを持っていたかというと、前日から鼻水が大量に出て止まらなくなり、十分持つだろうと思っていたポケットティッシュ7袋が一気になくなったため、ホテルから持参していた。まさかこんな所で役に立とうとは。母親もいわゆる「もらいゲロ」状態だったため、どうやら感謝されたようだ。
成田空港に到着し、クレジットカードに付帯しているラウンジ無料2名の権利を行使して休憩。例によって妻は制限いっぱいまでビールを注文、自分は砂糖たっぷりカフェオレで、慣れ親しんだ日本の味に「帰ってきたんだな」としみじみ思う。
成田空港から帰宅途中、急に身体が火照りだし、帰宅した途端寒気が襲ってきて、自室のマット上で震えて動けなくなる。動けなくなって身体から力が抜けず、尋常じゃないくらい肩が凝る。頭をしばらく外して、誰かに預かってもらいたいくらい頭痛がする。妻が心配そうに見守る横で熱を測ったら
38・4℃。うん、これはもうダメだ。
約2週間前から仕事、家事、妻の看病、コミケなどで疲労困憊の体調で台湾に行き、台北101の花火で深夜歩きまくるなど、3日間台北市内を歩き続け帰宅して、冷静に考えれば無事に帰ってこれる方がおかしい。
その後3日間寝込み、当然ながらその間の家事は全て妻が行なう。というか、
これで俺に家事をさせていたら、
たぶん今頃離婚していただろう。
とはいえ自分も妻も旅行中、一切身体の不調は無かったのだから、これはもう本当にラッキーだった。
仕事も投資もがんばって稼いで、絶対にまた台湾行こう。
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