今年の始めに届いた葉書には閉院のお知らせ。
とてもお世話になっていた小児科からでした。
次男クンが産まれた年に偶然にも自宅近く開院した病院。
そして出会った先生は小児循環器専門の先生でした。
次男クンに重い心臓病があることがわかって、明日もどうなるかわからない日々。
退院が決まっても自宅で何かあったらどうしようと大きな不安の中に居ました。
そこで紹介してもらったのがこの病院。
喘息持ち長男クンと心疾患次男クン。
同じ風邪をひいて、同じ症状でも1人1人に合うように処方。
喘息長男クン用の薬と免疫力の低い次男クン用の薬は似ているようで種類も量も違いました。
『この薬を飲むとよく眠るようになるから、身体も少し楽にすごせるようになりますよ。』
当時の私は薬の名前も効果も、子供がよくかかる感染症も予防法も何も知らなかった。
言われるがまま、処方薬を服用させると良くなる症状に不思議な感覚と驚きがあった事を今でもよく覚えています。
聴診器で肺の音を聞いただけで、マイコプラズマ肺炎の可能性が高いね。
喉を見ただけで、溶連菌の可能性が高いです。
とにかく診察が早く丁寧で的確。
この病気の時は、こういう肺の音、呼吸音がするから聞いてみて。
咳の種類、顔色や全身の状態、
治る過程の説明まで細かく教えてもらいました。
痰が絡んでいる場所も聴診器でよく聴いて吸引する事。
吸入の回数やタイミング、
食事や水分の量、尿の量、救急にかかるタイミングも、薬の効果や組み合わせについての説明も全て教えてもらいました。
ためらわずに救急車を呼んでいいからと。
そして必ず、何かあればすぐ来てねと☺️
今思えば、障害児の母となって大きな不安の中にいた私を応援してくれていたのでは?と思ってしまいます。
薬の1つ1つ、感染症の特徴、症状もよく理解する事で
大きかった不安も頑張る力に変わったように思います☺️
本当に感謝しかありません。
先生に最後の挨拶をするために、メッセージカードとプレゼントを用意しました。
ここで驚いたのが、長男クンのメッセージ。
『お世話になりました。ありがとうございました。』みたいな典型的な文章だろうと、失礼ながら思っていた親たちw
予想を遥かに上回る、気持ちが込められたメッセージに
思わず感動して涙が出ました。
こんな素敵な文章を書けるようになったなんて✨と意外な所で成長を感じました😆
私だけではなく家族にとってとても大切な先生でした。
最後の挨拶をする日、先生の真似をして蝶ネクタイ姿の次男クン😊