荒武者!! | プロレス小僧

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試合結果や俺の感想を載せます。
DRAGON GATE、全日本プロレス、新日本プロレス、NOAH、女子プロレスなどが中心です。

昨日あったNEW JAPAN CUPの結果を載せたいと思います。



第3試合 「NEW JAPAN CUP2012」 準決勝

○棚橋弘至(12分36秒 スリングブレイドル)“ザ・マシンガン”カール・アンダー ソン×
※棚橋弘至が決勝進出


■試合経過

観客の声援は「アンダーソン」コールが優勢。
アンダーソンはタックルでダウンを奪い、アッパーを連発すると、丸め込みを仕掛けるが、カウントは2。
するとアンダーソンは低空ドロップキックを連発し、痛めたヒザにストンピング、ヒザ固めからニードロップを連発する。

5分経過。
なおもアンダーソンはヒザ攻めを続け、さらにチョップを打ち込むと、 セントーン2連発。
だが、棚橋もエルボーで反撃に出ると、ローリングセントーンを放つが、アンダーソンも強烈なライガーボムでお返し。
棚橋も直後にダルマ式ジャー マンでカウント3寸前まで追い込む。
コーナーに上がろうとした棚橋にアンダーソンがキックを浴びせ、そのままコー ナー上でエルボーの打ち合いとなる。

10分経過。
アンダーソンが棚橋を担ぎ上げ、雪崩式の旋回式ガン・スタンを繰り出すと、すかさず飛びつき式でもう1発。
さらに立ち上がりざまにトドメをさそうとするが、棚橋がこれを切り返す。
アッパーの打ち合いから互いに丸め込みを仕掛けるも、いずれもカウント2。
棚橋は一瞬のスキを突いてスリングブレイドを決めると、そのまま相手の両肩を押 さえ込むスリングブレイドルで3カウントを奪取した。

試合後、敗れたアンダーソンにも惜しみない拍手と歓声が送られた。





■試合後のコメント

☆アンダーソン
「私はここに残りナンバー1を目指していきたい」

Q.試合には敗れてしまいましたが、試合後には大「アンダーソン」コールが鳴り響いていました

A.今日は負けてしまった。負けた時には誰もハッピーだとは思わない。いつでも誰でも負けてしまう時はある。今日戦ったのは世界最高の選手である棚橋選手だ。また戦う機会があれば是非戦ってみたい。ファンに対してはありとうと言いたい。試合後の 「アンダーソン」コールはとてもありがたいものだ。自分は2005年からずっと新 日本プロレスで戦ってきた。これからもずっと新日本プロレスで戦い続けたいと思っている。それは応援してくれるファンのためだ。ファンのみんなには『今日負けてす まなかった』と言いたい。これからも新日本の中にたくさんのライバルがいる。棚橋、中邑、後藤、小島……彼らとこれからも素晴らしい戦いを見せていきたいと思っている。

Q.長年のパートナーであるバーナード選手が新日本のリングを去りましたが?

A.プロレスラーである以上、誰でもシングルでのトップを目指す。彼とは2年間IW GPタッグのベルトを保持し、10回の防衛に成功した。GHCタッグのベルトも獲った。ベストなパートナーだったと思っている。しかし時が経ち、彼はこのリングを去った。しかし私はここに残り、これからナンバー1を目指していきたい。いろいろな人との交わりがあるけれど、そういう人たちのためにもナンバー1になりたい。 1人だけ名前を挙げるなら中邑選手の名前を挙げたい。先日戦ったが彼とはまた機会 があれば戦いたいと思っている。


第4試合 「NEW JAPAN CUP2012」 準決勝

○後藤洋央紀(9分22秒 後藤式)真壁刀義×
※後藤洋央紀が決勝進出


■試合経過

圧倒的な「真壁」コールの中、試合開始のゴング。
タックル合戦から後藤がローキックを打ち込み、痛めたヒザへ低空ドロップキッ ク、エルボードロップ。
真壁もエルボーで反撃に出ると、パワースラム、串刺しラリ アット、フィッシャーマンスープレックス。

5分経過。
後藤がタックル、村正、ジャーマン。
真壁もブレーンバスターで反撃に出ると、エルボーの打ち合いとなるが、後藤が頭突き。
ラリアットの打ち合いから後藤の村正をなぎ払った真壁がランニングラリアット。 さらに延髄ラリアットからコーナーに乗せ、スパイダージャーマンからキングコング ニードロップを繰り出すも、後藤はこれをかわして自爆させると、久々に繰り出す後藤式で3カウントを奪取した。





■試合後のコメント

☆真壁
「もう一回だ……何度でも這い上がってやるよ。
ダメだな。ダメだ……何か聞きたいことあるか?」

Q.この結果を受けて思うところはありますか?

A.思うところ? 何も変わらないよ。もう一回だ、もう一回。何度でも這い上がってやるよ。オレの真骨頂はそこからだからよ。まぁでも……後藤洋央紀とは何度もやってるよな? 何度もやってるけど、あのやろうがナーバスになるくらい、オレの脅威を感じたろう。それは棚橋も同じ、アンダーソンも同じ。誰が来ても同じなんだよ。 それがひっくり返せるか? あとはオレの腕次第だよ。精神的なものは全部上回って るんだよ。後はコンディションと試合(のチャンス)だよな……ダメだな。

A.1からというのはどのようなビジョンを描いているのでしょうか?

Q.ビジョン? だってこれでもう挑戦権はないだろう? そしたら何をするよ? 新 日本のファンが震えるような、シビれるような試合だろう? それすりゃいいだろ う? だからそういう試合を見せればいいんだろう? そうすりゃ自然に寄ってくる だろう、チャンピオンシップも。まだ早いっていうことだ。それだけ温めた方がいだろう? ワクワクするだろう? 今日勝った後藤、反対側の棚橋……色男だろう? せいぜいオレのいない間に羽を伸ばしておけよ。まぁ次のチャンス……いくらでもあるだろう。ずっと勝っていけば自然とコマはオレに回ってくるだろう。自分で勝ち 取ってやるよ。手繰り寄せればいいんだろう、それだけだ。何もねぇよ。落ち込んだこともないよ。これで一段落して女を侍らせりゃいいんだろう。それしかねぇ。他に何かあるか? ねぇのかよ! まぁはらわた煮えくり返っているのは変わりねぇ。一 回、IWGP獲って何年経ってる。この前鈴木みのる、ブッ飛ばしてこれからという時に後藤にやられて……ダメだ。まだまだだな。後はオレが精神的、肉体的、技術的に上回ればオレの勝ちだろう。それだけだ。


第7試合 「NEW JAPAN CUP2012」 決勝戦

○後藤洋央紀(25分25秒 昇天・改→片エビ固め)棚橋弘至×
※後藤洋央紀が優勝


■試合経過

後藤はIWGPインターコンチネンタル王座を手に入場。棚橋はガウンなしの上半 身裸で登場する。

圧倒的な「棚橋」コールの中、試合開始のゴング。腕の取り合いから棚橋が左ヒザ を狙ってストンピング、エルボードロップを放つと、さらにロープを使ったヒザ攻めへ。しかし、後藤も向かってきた棚橋をキャッチして牛殺しで投げ、場外で鉄柱攻撃。

5分経過。後藤は棚橋をコーナーに座らせた状態のまま担ぎ出してリバース式のス タナーでマットに叩きつけると、さらにブレーンバスター、キャメルクラッチ。 エルボーの打ち合いから棚橋がドロップキック、低空ドロップキックを放ち、場外 へ逃げたところを棚橋が鉄柱からスタンド状態へのハイフライフロー。 場外カウント12で棚橋がリングへ戻ると、後藤も19で何とか間に合うが、棚橋がロープをはさんでドラゴンスクリュー。

10分経過。棚橋がテキサスクローバーホールドでとらえるも、後藤はロープエスケープ。棚橋はドラゴンスクリューを放つと、後藤のラリアットで場外へ落とされそ うになりながらもロープをつかんで戻るが、直後に後藤がラリアットを打ち込み、場外へ転落。後藤はさらにラリアットで鉄柵の外まで追いやるも、棚橋はカウント20寸前でリングに転がり込む。 後藤はローキック、ジャーマンでカウント2まで追い込むと、再度牛殺しを狙おう とするが、これは棚橋がスリングブレイドに切り返して阻止。後藤の幻惑ラリアット も棚橋がスリングブレイドで止める。

15分経過。後藤が昇龍結界で棚橋の右腕を締め上げるも、何とか足でロープエス ケープ。後藤のPKもカウント2ではね返し、低空ドロップキックからスリングブレイドを放つと、フェースクラッシャーでうつ伏せ状態に倒してハイフライフロー。続いて仰向け状態へも狙うが、これはかわされて自爆してしまう。 両者ダウンの状況から、ダブルダウンカウント7でストップし、激しいエルボーの打ち合いへ。さらに張り手合戦から後藤がラリアットでダウンを奪うと、急角度のバックドロップから昇天を狙おうとするも、棚橋が切り返してドラゴンスープレックス。これはカウント2。 両者への声援が交錯する中、後藤はダウンしたまま棚橋の足をつかむも、棚橋がス トンピングで振り切り、24→6を敢行。さらにゆっくりとコーナーに上がろうとするが、あまりの遅さに後藤が追いつき、雪崩式の牛殺しへ。すかさずショートレンジ ラリアットをブチ込むと、裏昇天を狙おうとするが、これは棚橋が切り返す。 後藤は再度裏昇天を狙うが、これも失敗。3度目にしてようやく決まるも、カウント2で返される。

25分経過。後藤はダメ押しの昇天・改でついに棚橋から3カウントをもぎ取っ た。





■試合後

試合後、敗れた棚橋はセコンドに肩を担がれながら退場。後藤はリング上で優勝ト ロフィーと賞金500万円を受け取ると、勝利者インタビューに応じた。

後藤はまずは
「ありがとうございます」
とファンに感謝を示すと、
「優勝できて感 無量です」
と力強く語った。春男の称号とインターコンチネンタルのベルトに続く3冠目について
「次はIWGPヘビーのベルトだ。オカダ、聞いてるか。叩き潰してや るからな」
と絶叫。
そこへ、IWGPベルトを肩に担いだオカダと外道が登場し、リングに上がると、外道が後藤に向かって
「チャンピオンの前に立つ権利だけは得たわ けだな。オメエだろうが、棚橋だろうが、関係ない。レベルが違うんだよ。モノが違うんだよ。福岡に、金の雨が降るぞ」
と言うと、オカダは薄笑いを浮かべたまま後藤を見下ろし、無言のまま去っていった。



後藤は
「棚橋に勝った。NJCに勝った。5.3福岡、アイツを引きずり下ろして やる。オレは優しくないぞ。ぶっ潰してやるからな。5.3、オレの新たな扉を開 く。本日はありがとうございました!」
と吠えた。

☆後藤
「(初めて棚橋に勝って)新たな扉が開いた」

Q.改めて優勝おめでとうございます

A.ありがとうございます。インターコンチネンタルの王者として、ここはもちろ ん負けられないし、このベルトがオレを後押ししてくれました。今まで勝ったことの ない棚橋に勝った。これはものすごく大きなものだと思います。5.3、あの生意気 なオカダを……いや外道か。あいつらの口を封じてやります。

Q.勝因はどこにあったのでしょうか?

A.新たな扉が開いたということでしょう。今日ここで後洋央紀の新たな扉が開い た。その始まりが5.3福岡。オレの進化を見せようと思います。今年始まってから インターコンチ(のベルトを)獲って、やっぱりオレの中でも王者としての意識が出 始めたということじゃないですかね。

Q.現在のIWGPヘビー級チャンピオンのオカダ選手にはどんな印象を持っていま すか?

A.まだシングルでやったこともないし、オレからしたらまだ若手の一人だし。 やってみないと何とも言えないけど、インタビューとかを見ているとアイツがデカい ことを言っていると。大口を叩いていると。そういうところはオレの頭にも入ってい るから。頭に来る。そういう印象。オレの中では一若手。若造だよ。ニュージャパン カップに優勝してもまだオカダとはやっていないから。オレのニュージャパンカップ はまだ終わっていないぜ。

Q.そのニュージャパンカップを振り返っていただきたいのですが、印象に残ってい るのは誰との試合ですか?

A.それは一回戦から全部ですよ。トーナメントだしね。そんな気を抜いていたら その時点で終わりだよ。オレにとっては全試合勝負だったし、全試合印象に残ってい ます。

Q.過去2回の優勝と比べて違うところはありますか?

後藤 それは決勝の相手が棚橋だった。勝ったことのない相手だった。そこに尽きるんじゃないでしょうかね?

Q.喜びが違いますか?

A.もちろん! オレの中で感覚が変わった、そんな実感があります。2回経験し ているけれど、こんな経験は3度目にして初めてです。

Q.この勢いを持って福岡に臨みたいですね

A.そうですね。次のシリーズ、どういうカードが組まれるか分からないけれど、 オレの技と体力とモチベーションは絶対に落ちないし、落とさせないし、福岡は最高 のものを見せられると思います。

Q.これでインターコンチネンタルの王者としてIWGP王者に挑むわけですが?

A.違うよ! 向こうが挑戦しに来る。オレはそういう気持ちで臨みますよ。イン ターコンチネンタルを持ってる、ニュージャパンカップを制した。あと何がある? オレがチャレンジャー? オレがチャンピオンだという、それくらいの気持ちで臨み ますよ。オカダがオレに挑戦してくるんですよ。

Q.およそ1年ぶりのIWGP挑戦となりますが「これを見せたい」というものはあ りますか?

A.そうですね。全てが違うからね、1年前と。それは見てからのお楽しみという 部分もあるし、意識の中では全く違うものになっているし……楽しみです。

Q.新日本のエースと呼ばれる棚橋選手を破りました。ベルトを獲って、チャンピオンとして……

A.(さえぎるように)もう全ては整っていますよ。オレがチャンピオンに行く、 全ての状況は整っていると思っています。あとはその機会。それが5.3福岡。あとは待つだけです。



☆外道
「福岡はいい試合にはならねぇぞ。一方的だ!」

(後藤の「ブッ潰してやるからな」のマイクを聞き)ハッハッハッ! 大層な ことを抜かしてるな(嘲笑)。オレが言ったことが分からねぇのか? レベルが違うん だよ! 棚橋? 後藤? いい試合だったな。レベルが同じ同士だといい試合する な。福岡はいい試合にはならねぇぞ。一方的だ。一方的にレインメーカーがブチのめ してやる。分かったか、この野郎!

☆棚橋
「新日本プロレス、早ぇなぁ……焦るぜ」

オカダにしろ、内藤にしろ、アンダーソン、後藤! ……なんだ。まさかオレが下の世代で苦しむようになるとはな。

Q.棚橋選手、答えられるでしょうか?

A.動けないけど、答えられます。

Qかつてベルトを懸けて3度防衛してきた後藤選手を相手にこの結果となりました が、棚橋選手はどのようにい受け止めていますか?

A.本当に新日本プロレス、早ぇなぁ。焦るなぁ……焦るぜ。それだけです。

Q.それでも聖地・後楽園で素晴らしい試合を見せてくれました。エースとしての役 割はどれだけ果たせたのでしょうか?

A.無念です。棚橋コールに応えられなかったこと。オレが一緒に盛り上がれな かったこと。それが悔しいです。

Q.後藤の戦いぶり、変わったところは感じられましたか?

A.……こうでないとな。こうでないとダメでしょう。ただ……いつも言ってるよ うにいつも全力でやってるから。全力でやってはね返された時、どうするかがこれからの課題です。あ~、こんなボロボロになったのはチャンカン以来ですね(苦笑)。



「オカダ vs 後藤」か~!!
俺はオカダに勝って欲しいけどな~
今の後藤はマジでノってるしな~!!
早く試合見て~!!


■決定カード
5.3 福岡国際センター
IWGPヘビー級選手権試合
《王者》オカダ・カズチカ vs 《挑戦者》後藤洋央紀