引越しから1週間が経ちました。
もちろんまったくと言っていいほど荷解き終わってません。
なにせお義母さんの物が物置や押し入れ、キッチンなどあらゆるとこにパンパンに入ってるから片付けないとしまえない(; ̄_ ̄)
片付けるには粗大ゴミや『燃やせないゴミ』(前の家では不燃ゴミって呼び方)に出さないといけないけど、燃やせないゴミは一度に10kgまでしか捨てられないとのこと。
何十回捨てれば終わるのか、また、2週間に一度しかないから当分無理だよな…
そんな状態のうえお義母さんがいるからさらに大変で、引越し3日めかな。
朝、デイサービスの送り出しにだんなかあたしが立ち会ってるんだけどその日はだんなが8時くらいに起きて1階におりるとお義母さんのデイサービスの荷物と一緒にだんなのカバンも玄関のところに置いてあったそうで。
「危うく俺のも持っていかれるとこだったしかも物色したのか財布の中身がダイニングテーブルにいくつか出されててお札の入れ方も変わってた」
まーね、今までは家にある物は全て自分の物だけだったわけで。
普通なら『これ自分のじゃないな』って思うけど認知症だからかそういうことまで頭が回らないのかもしれない。
「仕方ないよ、もう判断つかないんだから」と言った瞬間、テーブルの下に隠してたはずのあたしのバッグが何故か椅子の上に。
え?
中を確認すると財布だけがないΣ( ̄□ ̄;)
それを知っただんな、すぐにデイサービスに連絡してお義母さんの荷物確認してもらったけどないとのこと。
娘の定期代6万と免許証も入ってるから無免許運転になりますけど
どこしまったんだっ?
すぐカメラの録画画像で確認すると…
うわ、テーブルの下から見つけた…
そして移動…
財布だけ抱えて…
ここでもまた何度も中身あけて出したりしまったりを繰り返したあと…
だんなのバッグに…
「キミのバッグに入ってるわ(; ̄_ ̄)」
物盗られ妄想じゃなく物盗りって(o_ _)o
ちなみにお義母さんが写真で着てる服上下は洗濯したワイシャツやズボン、リビングに置いていただんなの服を勝手に着てます(笑)
「びっくりしたよっ、慌てて自分のに着替えさせたよ」
その日から毎晩1階に自分たちの服やバッグや食べ物などを置かないようにしてたらその2日後。
洗面所に干してたあたしと娘のブラジャーとパンツがお義母さんのリハパン入れに一緒に入れられてるの発見
もう歯磨きも洗顔も家ではしなくなってお風呂も入らないお義母さん。
洗面所に行くことはないから油断してたけど、キッチンに行くとトイレに行きたくなるのか洗面所を抜けてトイレに行くお義母さん…
多分そのとき見つけて自分の物だと思ってしまったんだろうなぁ(; ̄д ̄)ハァ↓↓
ブラジャーも布パンツももう使ってないのに理屈じゃないんだよね
何度言っても指定ゴミ袋にいれて捨てないから「キッチン置いてくれればこっちで分別する」って言っても1人になると外のゴミ箱に透明な袋にいれて捨てちゃうし。
今日からまたショートステイに行かせたから昨晩荷造りしてたら
「あたし荷造りしなくちゃよね」
「俺が毎回支度してるから今回もやるよ。母さんはなんも心配しなくてもいいから」
しばらくしてトイレに何セットか用意してあるリハパンとパット持ってきて
「これもいれないと」
「それはトイレにセットしてるものだから戻して向こうで用意してくれるし心配ならあっち(リハパン置き場)から持ってくるから」
このやりとりを5分の間に3回繰り返し。
さすがにあたしもイラッとして
「お義母さん、それはお義母さんが夜中とかトイレ行ったときすぐ使えるよう置いてある物で、それ持ってったら結局トイレにまた何セットか◯◯(だんな)かあたしがセットし直さなきゃいけなくなるから手間なんだよ。ちゃんと予備のがあるから大丈夫だよ」
って声をかけるとようやく落ち着いてくれました。
ホッとしたのも束の間、
「ねぇ?ほかに誰か帰ってくるの?」
誰か?
「□□(娘)なら今お風呂だよ。玄関のドアつけてるのはお義母さんが夜中トイレ行ったときいつも廊下とかの電気つけないから暗くて危ないから心配でつけてるだけだよ」
「ありがとう。でもほかにも誰か…」
「誰かって?□□はお風呂入ってるし◯◯とあたしはここにいるからこれで全員だよね?」
「でも誰か足りない気が…」
…のあと
「◯◯(自分の息子)がいないわ」
はい?
「いや、そこで明日のショートステイ用の荷造りしてるよね?」
「え?あの人?あたしの息子?」
マジですかっ、とうとう息子の顔忘れつつありますか
「ずいぶんおっさんになったけどお義母さんの息子の◯◯だよ」
「あらぁ…名前なんだっけ?△△(長男)じゃなくて…んー…あ、◯◯だ」
名前も出づらくなってるらしい。
しかもこのやりとりは5分の間に2回(; ̄_ ̄)
ってかとうとう来たかぁ。
面倒見てる家族は新しいフレッシュな記憶になるらしく短期記憶が衰える認知症の人にはまったく会ってない人のほうが古い記憶だから残ってることが多いらしい。
金も出さず面倒も見てないお兄さんの名前や顔は覚えてても一生懸命やってるだんなのことはこうなっちゃうって…
だんなにとってはショックだよなぁ
キッチンに行っただんなを追いかけ「認知症あるあるでいつかはそうなることだって前にも話したべ?あんまり落ち込まなくていいよ」「わかってる。ただとうとう来たかぁってちょっとね(^^;)」
そんな感じで同居してからいろんなことやらかしてくれてます…
小さいことではトイレ掃除したあと便器にスタンピー(ジェル状の、水流すたび汚れをつきにくくする)をつけたらお義母さんが入ったあと拭き取られてたし…←予想はしてた(笑)
1人のときはあっという間に弁当完食してたのに同居後は「いつも1時間くらいかけてゆっくり食べるのよ」
そして
「あたし少食だから」
弁当完食後にカップ麺とヨーグルト食べる人を少食とは言いません。
「かつては、だけどね」
とだんなとあたしでツッコむ日々が続いてます。
さーて、今日からまたしばらくショートステイだからのんびり過ごせるぞぉ。
警戒する日々から解放だぁ(笑)