6月30日は夏越の大祓だそうで、それとは関係ないけど、青木駅の南のロータリーでは夜店が出ていると友だちが言う。
夜店とか夏祭りとか、果てはディズニーランド、USJ、などアミューズメント系、元来得意じゃないけど、それでも自分が若い時は憧れ期待もして行ってみたし、子どもが小さいときは、喜ぶ顔見たさに、親の義務とばかり、はちゃりきになって連れて行った。
旅は好きで実家の九州をはじめ、北海道や、数箇所海外も連れて行ったのは、子供が保育所通いの頃は休みをとりやすかったからだけど、今となってはとくに次女は「記憶がない」のだと。(あー、もっともっと連れて行けばよかった)
子どもが学校に通いだし、塾だの部活だとなると、とんと家族旅行も行けなくなった。それどころか、外食さえなかなか全員揃わない。そして全員揃うとみんな口々に自分の好きなことばかりを話した。きいてきいてきいてー、とばかり。
子どもが自分たちだけで留守番できるほどの年齢になると、パートナーと旅をした。数少ない。さらに子どもが自立してしまえば、そして私が定年退職をすればもっと一緒に旅もできるのではないかと、心の何処かで期待していたのではなかったか。
何も約束してないのに当然の将来のように。
かと言って、子どもの学資を賄いお弁当作りと通勤の繰り返しに明け暮れ、やれ塾だ、やれ進学だと目まぐるしく明け暮れた日々に、はっきりとした意識で2人や家族の旅を目指していたわけではない。
もしかしたら私だけの勝手な期待でしかなかったのかもしれない。
コロナの感染の時期があって、私の定年は一年延長された。パートナーは2年前に亡くなった。その間家族で〜必ずしも全員ではないけど〜4回以上旅をした…けど…
ゆっくりしたらもっと何処か行きたいね。
パートナーは常勤勤めの私より時間の融通がきく環境で度々私を誘った。
離島に行こう。格安航空機はいいぞ。俺、高齢者でさらに安く行けるんだ。
休みを取れないか?沖縄に行こう。
いいなー、行きたいけど無理だな。
断られた時の表情。
私も残念だったよ。
旅をしたのは私が誘った行き先ばかり。連れられて行きたかったな。
何処の何を見たかったの?
何を話したかったの?
言わなくてもわかっているような気がするが何もわかっていない気もする。
今夜は久しぶりのママ友食堂。
すると美人のY子さんが飛び込んできた。
「まだ、空いてますか!?」
エコバッグやら紙袋🛍️やら、まとめられたたくさんの荷物を抱えて!
「まだ、食べてないんです」
9時前だったかな。
ママ友はわけを知っているよう。
とうとう辞めたの?
そうなんです。
え?え?
会社を辞めたようだ。
えー‼️
たまにご飯屋さんで会う関係だけど職場の愚痴など聞いてもらった。ついでに彼女の職場の様子も聞いた。参考になる。いずれも同じ悩みもあるし、異なる対処法を持ってるし。
お久しぶりに会った。お互いお店から遠ざかっていたから。どうしてるのかな〜って先日思ってたんだよ。
どうなるんでしょう、私。
でも、がんばります‼️
新しい仕事を始めるらしい。密かに(私が知らないだけかも)勉強していたんだと。起業というのか言わないのか、独り立ち。
チキンカツ定食、お茶で乾杯🫖
今日は夏越の祓えですね。
10時、お店の暖簾を潜るとそう言った。
Y子さんもママ友も心に記するところをもって半年を終えた。見えない茅の輪を潜ってみんなが健やかにそして櫂を操りながら自らの人生を渡れますように。