神結びすとのひとり言 3月の“巡る”『元愛宕神社』レポ① | 生きがいの編集室_1107ブログ

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“氏神意識向上・神社力最強化”を目指す1107「巡る神社活動」!

3月30日、数日前までの寒さがウソのよう、

桜が一気に開きそうな春の日差しの中

京都府亀岡市にある『元愛宕神社』に伺いました。



現在、京都市右京区の愛宕山山頂にある愛宕神社が

全国900社を数える愛宕神社の総本社とされていますが、

その分霊が、こちら亀岡のお社から勧請されたということで、

『元愛宕』や『愛宕の本宮』と呼ばれ、

地元の人々から永く崇敬されてきました。



社伝によると創祀は、神代の昔。

ご神体山である牛松山を神籬(ひもろぎ)として祭祀されていました。

継体天皇の御代(507年頃)に社殿が創建されたという

歴史のあるお社です。



ご祭神は、火産霊神(ホムスビノカミ)

別名・軻遇突智神(カグツチノカミ))と

伊邪那美神(イザナミノカミ)です。

決して大きくはないお社ですが

清浄なご神気が流れていました。



カグツチは、イザナミとイザナギとの間に生まれた火の神様。

生まれた時に母親であるイザナミを焼死させてしまったということで

「仇子」(あたご)と呼称され、 それが「愛宕」の語源となったというお話。

しかし、母を焼死させてしまったからと言って悪神に貶めるのではなく

火伏せ(※)の神様として祀りなおされているのが日本らしい‼



善悪二元論ではなく、人生で起こることのすべては必要必然であり

そこから学び、それを良き方向に活かしていくことが大切という

日本のメンタリティーは、神話の中からも垣間見られます。

実際に神社を巡り、神々様のお話に肌に触れると

たくさんの素敵が見えてきます♪



これこそ、“巡る神社活動”の醍醐味♡

レポ、明後日に続きます。



※「火伏せ」とは、神仏がそのあらたかな霊力により

火災を防ぐこと。神様ありがとうございます‼

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❖七十二候 第十三候 清明初候❖

玄鳥至[つばめきたる]
(4/4~4/8)
冬の間を南の島で過ごしたツバメが数千キロもの旅をして、
日本にやってくる頃となりました。
昔は、ツバメがどこからやってくるのか分からず、
海の彼方にあるとされた常世国(とこよのくに)から
やってくるという言い伝えがあったそうです。
春の使いとして、たくさんの人に愛されてきたツバメには別名も多く、
玄鳥(げんちょう)、天女(つばくらめ)、乙鳥(つばくら)など
様々な呼び名で愛されてきました。

季節の野鳥 もちろんツバメ
日本には夏鳥として飛来するツバメ。
古くから、農村部で穀物を荒らす害虫を食べてくれる
益鳥として大切にされてきました。
商家では、ツバメの巣は商売繁盛の印とされ、
巣立った後も、巣をそのままにしておく家も多くあります。