昨日はNSRのエンジン制作しましたが今日は1KTの第3弾
ベースエンジンバラします
クランクシールはいつもの通り・・・
1KTあるあるですがジェネレーターコイルとピックアップのプラスネジ
良くナメますしよく折れます
今回折れたというか千切れたので穴開けてタップ立てます
柔らかい鉄ボルトにネジロック塗ってるからです
なんでヘキサゴンボルトにしないのか?
3XVからはヘキサゴンになりました
サクッとバラしました
各部洗浄して塗ってウレタンクリアでコートします
クランクは錆びていたので別のものでOH後の保管品を使います
ケース内がちょっと腐食していますがジャーナル部にスリップ痕無し
研磨修正しています
サイドクリアランスは左右0.5です
新品が0.45~0.5です
ミッションのドグは良好
シフトフォークは偏摩耗なし
スムーズにスライドしたらOK
ピックアップ先端は磨きます
折れたネジ穴は開け直してタップ立てて固定
ちょっと斜めですがズレ止めがあるので大丈夫
クラッチは良好
クラッチ板も良好
クラッチカバーのシール類も交換
ここのガスケットは純正販売終了
WPのインペラシャフトは大概腐食があるので研磨修正します
腰下組んだら
シフトのチェックとキックペダルの動作チェック
ヤマハはよくキックギアの立て付けが悪いとキックできるけどリターンしないとかあるので・・・
このエンジンはキックが無いのでもう一基進めてるTDR用でチェック
腰上パーツ整えます
シリンダーは下部が若干錆びてたので研磨修正
2枚目の右の黒っぽいのは汚れなので傷ではありません
掃気の仕切りは鋭角に削っています
シリンダーの排気口はガスケットとの段差を削っていますが写真撮り忘れたので
パート1,2画像から・・・ここから3枚と同じ加工していしています
当時の定番加工ですね・・
サイドクリアランスは左右だいたい0.07
リングクリアランスはトップ0.05
セカンド0.04と0,05
特にトップは広がりすぎると上下に暴れて溝を広げて飛び出すとリングスティック起こします
使用限度はたしか0.09
でもどちらかというとカーボン固着でリングが固着してるパターンがほとんど
溝は折ったペーパーで清掃しますがリング入れて・・・
こうやってゆるゆる回転させてスムーズに回転しなかったらダメ
サークリップの合口はピストンの切り欠きからズラします
そうしていても外れることがまれにありますがピストンピンの左右のガタも
NSRとかより多いので打撃で溝がいたむのかも
シリンダーガスケットは純正測ります
何回も書きましたが0.1mmでも2次圧縮変ります
前に測った純正は0.6キッチリでしたが
コレは2枚とも0.66
0,1mm以下は許容範囲とします
ヘッドガスケットはメタルなので圧縮しないので液ガス塗って再利用
純正は8000円はするかな?新品使っても漏れる時あるので・・・
再利用します
完成しました
明日はTDR用組みます