TZR250 1KT ライトチュー二ングエンジン制作 パート③ | DREAM FACTORY

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オーバーホールします~

昨日はNSRのエンジン制作しましたが今日は1KTの第3弾

ベースエンジンバラします

クランクシールはいつもの通り・・・

1KTあるあるですがジェネレーターコイルとピックアップのプラスネジ

良くナメますしよく折れます

今回折れたというか千切れたので穴開けてタップ立てます

柔らかい鉄ボルトにネジロック塗ってるからです

なんでヘキサゴンボルトにしないのか?

3XVからはヘキサゴンになりました

サクッとバラしました

各部洗浄して塗ってウレタンクリアでコートします

クランクは錆びていたので別のものでOH後の保管品を使います

ケース内がちょっと腐食していますがジャーナル部にスリップ痕無し

研磨修正しています

 

サイドクリアランスは左右0.5です

新品が0.45~0.5です

ミッションのドグは良好

シフトフォークは偏摩耗なし

スムーズにスライドしたらOK

ピックアップ先端は磨きます

折れたネジ穴は開け直してタップ立てて固定

ちょっと斜めですがズレ止めがあるので大丈夫

クラッチは良好

クラッチ板も良好

クラッチカバーのシール類も交換

ここのガスケットは純正販売終了

WPのインペラシャフトは大概腐食があるので研磨修正します

腰下組んだら

シフトのチェックとキックペダルの動作チェック

ヤマハはよくキックギアの立て付けが悪いとキックできるけどリターンしないとかあるので・・・

このエンジンはキックが無いのでもう一基進めてるTDR用でチェック

腰上パーツ整えます

シリンダーは下部が若干錆びてたので研磨修正

2枚目の右の黒っぽいのは汚れなので傷ではありません

掃気の仕切りは鋭角に削っています

シリンダーの排気口はガスケットとの段差を削っていますが写真撮り忘れたので

パート1,2画像から・・・ここから3枚と同じ加工していしています

 

当時の定番加工ですね・・

サイドクリアランスは左右だいたい0.07

リングクリアランスはトップ0.05

セカンド0.04と0,05

 

 

特にトップは広がりすぎると上下に暴れて溝を広げて飛び出すとリングスティック起こします

使用限度はたしか0.09

でもどちらかというとカーボン固着でリングが固着してるパターンがほとんど

溝は折ったペーパーで清掃しますがリング入れて・・・

こうやってゆるゆる回転させてスムーズに回転しなかったらダメ

サークリップの合口はピストンの切り欠きからズラします

そうしていても外れることがまれにありますがピストンピンの左右のガタも

NSRとかより多いので打撃で溝がいたむのかも

シリンダーガスケットは純正測ります

何回も書きましたが0.1mmでも2次圧縮変ります

前に測った純正は0.6キッチリでしたが

コレは2枚とも0.66

0,1mm以下は許容範囲とします

ヘッドガスケットはメタルなので圧縮しないので液ガス塗って再利用

純正は8000円はするかな?新品使っても漏れる時あるので・・・

再利用します

完成しました

明日はTDR用組みます