さて~バイク屋さんからの依頼で火が飛ばない原因追究でイグナイター不良が判明したところで・・・・
お返しする予定が走れるまで修理の追加になりました・・・・
3~4年放置らしいのでまず。キャブはダメでしょうが「ガソリンは抜いてますか?」の質問に・・・
覚えてませんとのこと・・・
サクッとバラします。慣れていなかったら気が遠くなるほどのワイヤーとホース類ですが~
どこがどこにつながるのか熟知していますのであっという間です。
フロートチャンバーはヘドロ状ではないですがなぜか真っ黒・・
ま、程度良さそうです。
ジェット類もほぼ詰まっていません・・ドレンが緩んでいたのでガソリンは抜いてあったのでしょう・・・
ここらへんはさすがバイク屋さんです。
キャブクリに漬けこみます。
ハブラシで磨いたり・・・劣化もさほどないのでそのまま使います。
詰まっていたり荒れている場合は新品にしますが今回は使います。
僕の工賃に上乗せするでしょうから本当に交換が必要なもの優先です。
温水パイプは詰まっていました・・アルミの酸化した粉状の詰まりで固い・・・カチカチです。エアとかでは完全無理・・・
その場合はどうせ詰まっているのだから失敗覚悟でドリルで掘ります。
2カ所のうち一か所は掘ったら抜けましたが~
片側は無理だったのでニップル外して別方向からもドリルで掘ります。
まあまあ広げて完了~
フューエルホースの取付け部分のフィルターもチェック・・・
まあまあ詰まってました・・・・大昔はこのフィルターの存在を知らないでしばらく走るとエンストし、放置するとまたかかって走ってまたとまるという症状に悩まされました・・・
3MAあるあるですが3XVにもあります。RZRは3HMのキャブはこのフィルターが入るようホースの差し込み口が太くなっています。
インナーを組んでいきますがジェットは90STDノーマルのままでした。
油面調整の部分は歪んでいたというよりオーバーフローするから油面を下げた感がバリバリ・・・
フロートバルブシートも一番小さい穴の90STD用でした。 SP>89>90の順で大きいです。ちなみにSP用はTZ,3XVのSP系と同じです。
すべて元付いていたパーツですがシールだけは交換しました。
こんな在庫があったりするから作業は早い・・・・
たぶん世界一TZRは弄ってると思う。
完成~といいたいがホースがいい太さがなかったので取り寄せ・・・・
そしてあといろいろ調べます。
負圧コックはオン、リザーブでこのありさまなのでOHですね・・・
YPVSとオイルポンプの調整はOK~
割と車体は汚いけどいい子ちゃんだ・・・
つづく。