私の友人の旦那は営業マン走る人それもかなりの遣り手パー主にサッシやベランダなどの修理リフォームをとりに行く営業DASH!

出張営業も多く千葉の方に行った時の話し…

大体出張営業の時は自動車で2人組で行動するとの事
その日目についた民家はかなり大きな家だったけど、年数がたっているのか古びた感じだった。

もちろんベランダもかなり錆とか目立つので遣り手の彼としては放っておくわけがない。

昼間だったけど一応飛び込み営業開始だ。
相棒は車で待機してもらい車の見張りだ。


彼はピンポーンとレンガの門構えにあった呼び鈴を押す。するとすぐに
「どちら様」
と声がしたのですかさず
「○○と申します。ベランダなどの修理など…」
と営業トークをすると意外にもその声の主は
「お入り下さい」と快諾してくれた。

営業してても即なんて事はまれ。
ラッキー位の気持ちで彼は家の中に入って行った。

玄関は今時珍しい格子戸の家。

ガラガラと開けて出てきたのは50代位の女性だった。

とても温和な感じで普通の主婦といういでたちで
彼としてはますますラッキーと思ったそうだ。

その女性は家の中にまで上げてくれて12畳位の和室に通されたとか。

大きな木のテーブルに、絵に描いたような田舎に有りがちな居間だった。

そのテーブルの所の上座に当たる部分に座布団がありそこに座るよい言われ座っていたら女性はお茶をいれてくれて…

彼とは真向かいの場所に座り話しを聞く体勢をとったので
彼は得意の営業トークをはじめた。

「奥さんですか?あのベランダは危険ですよ…」と話し始めた彼にむかって
女性は
「私もあのベランダは気になってました。洗濯干すにも、ベランダに出る度なんか危ない感じがして、でも直すチャンスもなかったらそちらから来て頂いたのも何かのご縁でしょう。でもお高いですし、夜主人と話しますので明日の夕方にもう一度来て頂けますか?名刺をおいて行って下さい」

と言われ…彼としては即答は期待してなかったので約束して明日の夕方5時にもう一度足を運ぶ事にしたそうだ…

続く…