今日は奈良県からのお客様をご案内して、現役最高齢の盲目のイタコさん、87歳の中村タケさんを訪問してきました。



もうすぐ霊場恐山の秋の例大祭が5日から4ヶ間行われます。霊場恐山は正式には、円通寺別院「恐山菩提寺」といい、地蔵菩薩をご本尊とします。

イタコはこの夏と秋の例大祭に、境内の一画を借りて参詣者の依頼を受けて、故人の霊魂を降ろして口寄せを行います。

平成最後の年、平成年代の現役最高齢の盲目のイタコは、92歳まで恐山の例大祭に出張して口寄せをし、大祭を終えて自宅に帰って体調を崩して亡くなった川守田トヨ(南部イタコ)さんでした。

平成年代終焉の最高齢の盲目のイタコは、やはり南部イタコの中村タケさんと言うことになります。

今日は台風接近し時折雨の降り頻る中、青森県八戸市の南郊外にあたる市ノ澤に、奈良県からお越しのお客様をご案内して、二年前に亡くなったご主人の霊魂を降ろして口寄せを行って来ました。


息切れはするものの、口寄せはかわらず、お客様と故人の交霊交信は40分にも及び、お客様に安堵安心して頂きました。

ちなみに霊場恐山の口寄せは、15分~20分で終わりますが、自宅での口寄せは降霊した霊魂の個性に合わせて、時間がまちまちとなります。

現役最高齢のイタコである中村タケさんの、現在の目標は平成最高齢の口寄せをした川守田トヨさんを越えることです。霊場恐山の大祭には、現在出張しておりません。

元気かくしゃくとして、目標を目指しています。