ブルドーザー道と重なる「まぼろしの滝入口」から 5分ほど樹林帯の登り道を進むと、少し下ってからはほぼ平坦の歩きやすい山道になります。
ここもそうですが小富士への道も、コースに沿って最後まで茶色のロープが張ってあるので、よほどのことが無い限り初めて来ても迷わない。昨年も歩いている僕は、18分で滝の出るはずの場所に到着したのですが
またしても水たまり、でした😭

ただ今年はワゴニアが優先だったので、滝が出やすい条件を二の次にしての山歩き。まあ 90%無理だと思っていたので、また来年も来いということ。

富士山の頂上を身近に感じられる不思議な角度のこれらの場所は、他では絶対に経験できない、山に抱かれるような貴重な景色を味わわせてくれます。
滝の出るところを渡ると踏み跡が見えたのですが、楽しくてテンションが上がりすぎ、踏み跡を無視して道の無いスコリア斜面を走ってしまいました。朝 8時台の誰もいない富士山の六合目近くの砂の上を笑顔で走るおじさんは、普通に考えれば「見てはいけないもの」の一種で、ある意味とても怖いかも。

しばらく進むと「獅子岩」先の斜面に小さな異物が確認できた。明らかに人工物、車です。
息を切らして砂の斜面を急いで登っていくと、ユーチューブで見たよりも更に朽ちたワゴニアが、山頂に向かって静かに横たわっていました。ひっくり返ったり傾いているわけでもないのに横たわっていると思えるような姿なのは、長い年月ずっとここに独りでいたことの「証」です。

女性ハイカーさんが一人来た以外は誰もいない標高約2,100mのワゴニア傍の砂の斜面に座り、時折薄い雲が通り過ぎる中でボトルの熱いコーヒーを飲みながら、やっと会えたことが嬉しくて、彼の後ろ姿と山頂をずっと見ていた。
山の中には普段見たり観ることができないものが多いため、立ち止まり目が奪われてしまうことが何度もありますが、ここもその一つでした。


駐車場に戻っても時間に余裕があったので、山小屋を二つ通り過ぎて小富士へと向かう。
朝の弱い木漏れ日に照らされながら 15分で到着すると、去年の雲の中とは違ってしっかりと山中湖が広がるのを観ることができました。そして石積みに掛けられた QRコードを読み取り、今日の日付が入った「参拝証」をダウンロードする。

ときどき聞こえる自衛隊さんの「ドン」という砲撃音と着弾の煙が立ち上がるのを遠目に見ながら、少しだけ早足で帰路につきました。

まぼろしの滝が出るはずの場所
今年も「水たまり」だけでした😅
踏み跡の先に見えたワゴニア
横たわるようなワゴニア(右上の突起は宝永山)
正面
山頂を目指していた
ワゴニアの場所
須走口インフォメーションセンターさん
須走登山口。右側が小富士入口
小富士への道に木段が設置されていました
小富士と富士山
QRコードで読み取る参拝証
小富士からの山中湖
自衛隊さんの砲撃の煙
おつかれ山、やっぱり家が一番❗️