スタート地点である御岳山駅の標高は 831m。
そこから杉林の中の平らな軽自動車 1台分ほどの幅の舗装路を進んで行くと、山の中に点在する宿坊の屋根が見えました。

その宿坊の先には、標高 929mの御岳山山頂に鎮座する「武蔵御嶽神社」様。そしてここには、それを護り訪れる人たちを迎えるために、先祖代々この山で暮らし続ける人たちがいます。山で暮らすのをわざわざ選んだのではなく、この山で暮らすのが、信仰することが当然の自分達の役割だと考えている方たちで、その数は今でも 124人。
観光や登山なんかで訪れる僕らからみると、何か気高く感じられる山の民。実は今回の山歩きは、そんな場所で何か違うものを感じ取れるのではないかということも、目的の一つでした。

「御岳ビジターセンター」さんを過ぎて幾つかの宿坊の間を抜けると、急な舗装の坂道が現れる。
(もうここから始まる❓️)と息を切らしてゆっくり進むと、その先にはまだ営業していない数件の土産店と食事処があり、それらを抜けると大きな鳥居と広い階段が現れる。その左には手水舎、下にはワンちゃん用の手水舎がありました。
この山は「日本武尊とおいぬ様」伝説に基づき犬を大切にしています。だから犬と一緒にケーブルカーに乗って訪れたり、ご祈祷まで受けられます。

本殿までの長い階段を上りお詣りをする。
樹林帯の山頂ということもあり、朱の本殿の艶やかさがひときわ映えて目を引きます。
そして何故か、満たされて穏やかな気持ちになっていく。人が紡いできた歴史と自然の空気感のためかも知れませんが、ゆっくりとした幸せに包まれる。
多分「また山へ行こう」と思うのは、どこの山でもそれぞれ少しずつ違う幸福感を持っていて、そこを訪れた人がそのことを敏感に感じ取れるから。


途中から時計回りでロックガーデン、綾広の滝、奥の院と周り宿坊まで戻りました。そこでお昼には少し早かったのですが、あまりに美味しそうで我慢できずに、「紅葉屋」さんで「冷たい胡桃うどん」をいただきました。素朴な胡桃のつゆとコシのあるうどんが絶品で、あっという間に平らげるとこれもまた別な幸せがやってきた。

木漏れ日に照らされながら、緩やかな道をゆっくり歩く 約3時間の自然溢れるハイキングコース。
帰りのケーブルカー駅でお土産を買って車に乗り込み、家に着いたのが 14時20分。そして本日最後の幸せである自宅風呂へ直行しました。

おつかれ山。やっぱり家が一番・・・。

軽自動車 1台分の参道
山の上の宿坊。ここで暮らす人たちがいます
武蔵御嶽神社様
武蔵御嶽神社様 
御岳マップ
道標
ロックガーデン
綾広の滝
「紅葉屋」さんの冷たい胡桃うどん