山歩きをするときに気になるのが次の二つです。
「コースタイム」と「お天気」。

もちろん行く山やそこまでの手段と装備、そして誰と一緒なのかも大事。それらによってはより楽しく歩けるかもしれないし、もっと良い思い出になってくれる可能性が大きかったりして、次への高いモチベーションに繋がるかもと思ってしまう。

でもやはり歩く時間は大切で、長すぎると疲れてシンドくなるし短かすぎても何か物足りないと感じることもあるので、その日のコースにかかる歩行時間はプランを立てる上でとっても重要なのですが、現地のホームぺージやパンフレット、山関係のアプリまたは他の人の記録を見ても、どれも微妙に違ったり、場合によっては大きく違うことさえあります。

例えば尾瀬の登山口の「鳩待峠」から尾瀬ヶ原の「山ノ鼻」までですが、書いてあるものでかなり違っています。
初心者向きハイキングとされるこのコースに初めてバスツアーで行ったとき、スタート地点からの自然石を配した石畳に
「何だこの危ないデコボコ山道は!」と思って慎重に下ったら、想定よりも時間がかかり尾瀬ヶ原に滞在する時間が短くなってしまいました。また復路ではその同じ登山道を登ったのですが、あまりのキツさに息切れと逆ギレして
「もう尾瀬には二度と来ない」と誓ってしまった。途中で疲れてまともに歩けなくなったお婆さんや、帰りのバスの中での
「尾瀬ってこんなとこなの。もう来たくない」という声もいくつか聞こえてきました。

その「鳩待峠」から「山ノ鼻」までのコースタイムはそのときに渡されたパンフレットによると、下りが 60分で登りでは 90分でしたが、僕が実際にかかった時間は、下りが 65分で登りは 100分でした。
そして思ったのは
「これって初心者コースじゃない!」ということ。


そもそもこのコースタイムというのは、登山経験者が歩いた平均的なものを加減調整して 5分単位で表した時間です。またその事業者さんや山の関係者さん、あるいはツアー会社さんがそれを更にそれぞれのお客さん用に直したりもするから違ってくる。
僕がハイキングバスツアーの会社さんから貰ったパンフレットはさっきの時間でしたが、「鳩待峠」にある「鳩待山荘」さんの掲示には、下りは 50分で登りは 80分と書いてあった。
またあるサイトでは、下りは 60分で登りは 70分、そして「山と溪谷社」さんからダウンロードした地図には、下りは 50分で登りは 60分と書いてありました。

尾瀬ヶ原入口
尾瀬の石畳
尾瀬の木道
尾瀬の水芭蕉