大地の子1~4
山崎豊子
中国の文化大革命はおそろしすぎる。
理不尽すぎる。
ひどい。
その時代の被害者である陸一心
日本人であるがゆえに囚人とされ、苦しみ続ける。
その中でも、
日本人という血を忘れずに、日本語を学ぶ陸一心。
憎んでいるはずの日本。
中国人として生きているはずの自分。
でも、日本人であるならば日本語を忘れてしまうべきではないと諭される。
戦争によって
残留孤児という形で中国に残らざるを得なかった日本人達。
陸一心のように
暖かい人に育てられた人もいれば、
陸の妹のように家畜のように人として扱われなかった人もいる。
テレビで、
「中国残留孤児の帰国。肉親探し。」というニュースを目にした記憶がある。
そんなに深く考えていなかったけど、
その人たちはどんな大変な思いをしていたのか。
そして、残留孤児であることすら声に出せず亡くなっていった人もいるなんて。
戦争の被害者である彼、彼女達のことを
日本人ですらあまり理解できていなかったことに申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
陸一心の父である徳志さん。
そして、日本の父である松本さん。
二人の父の深い愛。
悩みながらも
最後に、陸一心は「私は大地の子です」と中国人として生きていく決心を告げる。
静かに涙がこぼれるラスト。
小説の中で書かれている
中国と仕事をしていく大変さ。
日本人目線で読んでいるのでいらいらした。
考え方、文化が違うからきっと今もビジネス上ではいろいろ大変なんだろうな~
コネ社会らしいし。
とか思ってしまった。
とにかく、深くていろいろ考えさせられる感動の長編。
NHKのドラマも見ないと。
絶対。